CLEFIAとは?
CLEFIAは2007年に発表された共通鍵ブロック暗号アルゴリズムです。データの暗号化は128ビットのブロック単位で行われ、鍵サイズは128ビット、192ビット、256ビットの三種類から選択することが可能です。CLEFIAを安心してご利用いただけるよう、暗号化アルゴリズムをすべて公開しており世界中の研究者から安全性評価を受けております。2012年にCLEFIAはISO/IEC 29192 軽量暗号の国際標準規格に採択されました。
高い実装性能
CLEFIAは最新の暗号設計理論をベースに高い安全性を保ちつつ、これまで両立が困難であったハードウェアとソフトウェアへの実装形態においても世界最高レベルの性能を達成いたしました。具体的には、ハードウェア実装では非常に高いハードウェア回路効率を誇り、ソフトウェア実装においてもCPUの種類によらず極めて高速な実行が可能となっています。
設計のポイント
CLEFIAでは、すでに確立されている共通鍵ブロック暗号の伝統的な設計技法と、今回導入したいくつかの新しい設計技法とを巧みに融合することで、優れた性能を達成しています。設計上のポイントとしてはコンパクトな実装に適した一般化Feistel構造の採用や拡散行列の切り替えによる安全性の向上、データ処理部と鍵スケジュール部の部品共通化などがあげられます。
NEWS
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- 2012年1月26日
- プレスリリース - 暗号技術「CLEFIA(クレフィア)」が国際標準規格に採択
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- 2011年6月15日
- CLEFIAの小型ハードウェア実装性能を更新
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- 2011年3月23日
- CLEFIAホームページに情報を充実させ、よりわかりやすい構成にリニューアルしました。
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- 2011年3月16日
- CLEFIAのアルゴリズム仕様がRFC 6114としてIETFより発行されました。
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- 2011年1月25日
- 2011年暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS 2011)にて下記の技術発表をいたしました。
"CLEFIAの差分攻撃及び線形攻撃に対する安全性評価の更新"
"128ビットブロック暗号CLEFIAの小型ハードウェア実装評価"
CLEFIAはソニー株式会社の商標です。
更新情報
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- 2012年2月1日
- 標準化情報を更新しました
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- 2012年2月1日
- CLEFIA関連論文リストに4件追加
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- 2011年6月15日
- CLEFIAのハードウェア実装性能を更新
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- 2011年6月15日
- 技術論文を追加しました
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- 2011年3月23日
- CLEFIAのホームページをリニューアル
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- 2011年3月23日
- CLEFIA関連論文リストに16件追加
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- 2011年3月23日
- SCIS 2011発表資料を掲載しました。
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- 2010年2月4日
- CRYPTREC応募書類を掲載
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- 2010年2月4日
- CLEFIA関連論文リストに1件追加
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- 2009年6月12日
- CLEFIA関連論文リストに2件追加
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- 2009年6月12日
- CLEFIA関連論文リストから1件削除しました。
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- 2008年9月5日
- リファレンスコードを更新(v1.0.0 → v.1.0.1)