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お問い合わせ・FAQ

  • こちらはフローサイトメーター等のライフサイエンス機器専用のお問い合わせページです。
  • ライフサイエンス機器に関する資料のご請求も承っております。
  • ページ下方によくあるご質問(FAQ)を掲載しておりますので、合わせてご利用ください。

個人情報の取り扱いについて

ソニー株式会社(以下ソニーといいます)は、「ソニー株式会社コーポレートプライバシーポリシー」および以下の定めに従い、お客様から登録時にご提供いただいたお客様の個人情報(以下個人情報といいます)を適切に取り扱います。なお必須項目のご提供がない場合、登録その他サービスの提供に応じられない場合がございますのでご了承願います。

またソニーは、下記の活動を行う目的でライフサイエンス事業における製品のご購入履歴やサービスのご利用履歴などのお客様に関する情報(以下個人履歴といいます)を記録する場合がございますことをご了承願います。

(個人情報の収集者)

ソニー株式会社

ライフサイエンス&テクノロジー事業部
ライフサイエンス事業部門 ライフサイエンス営業部

(個人情報の利用者)

ソニー株式会社

ライフサイエンス&テクノロジー事業部
ライフサイエンス事業部門 ライフサイエンス営業部

(収集する個人情報)

ご氏名・e-mailアドレス、個人履歴、連絡先電話番号、など

(個人情報の利用目的)

ライフサイエンス事業における以下の目的に利用いたします。

  • 製品の販売およびサービスの提供(技術ライセンスを含む)
  • 広告・宣伝・販売促進活動(電子メールやダイレクトメール等により、製品やサービス、展示会・各種イベントのご案内を差し上げることがあります)
  • アフターサービス等顧客サポート(登録、本人認証、緊急連絡等での利用を含む)
  • 今後の製品開発や営業活動のための統計資料の作成

なお、法令により認められる場合を除き、別途事前にお客様の同意を得ることなくお客様の個人情報の第三者(業務委託先を除く)への開示や、他の利用目的での利用はいたしません。

※ ソニーは、上記の利用目的に関し、お問い合わせ関連業務の一部を外部業者に委託しております。

(安全管理措置を含む、個人情報の取り扱いに関する実務および方針)

お預かりした個人情報はその利用目的の範囲内で正確かつ最新の内容に保つよう努め、不正アクセス、改ざん、漏洩などから守るべく合理的な範囲で適切な安全管理措置を講じます。

(個人情報の開示等のご請求について)

ソニーは、お客様から個人情報に関する開示等を求められた場合、お客様ご本人であることの確認後、個人情報の内容照会、修正および更新、削除、また利用および開示に関する、同意の一部、あるいは全部の撤回について、法令に基づき可能な限り速やかに応じます。

(個人情報に関するお問合せ窓口)

ライフサイエンス機器専用お問い合わせページから、お問い合わせフォームへのご入力(本ページ)、または TEL:0120-667-010 (9:00-17:30 土日、祝日、弊社休業日を除く)

(クッキー、ウェブビーコンその他の類似技術の使用について)

ソニーにおけるクッキー、ウェブビーコンその他の類似技術の使用については、「Cookieポリシー」をご参照ください。

ソニー株式会社コーポレートプライバシーポリシー

  • これより先は、外部委託先のサイトへリンクします。
  • ライフサイエンス機器専用TEL:0120-667-010 (9:00-17:30 土日、祝日、弊社休業日を除く)

よくあるご質問(FAQ)

サンプル調製

Question Answer
使用できる蛍光色素の組み合わせを教えてください。

代表的な蛍光色素と光学フィルター設定の表は下記PDFファイルをご確認ください。同一のフィルターの蛍光色素は同時には使用できません。

細胞の濃度はどれくらいに調製すればよいですか? 1~5×10^6cells/ml程度を目安に調製してください。サンプルが少ない等の場合には、これより薄く1×10^5cells/ml程度でも可能です。
細胞懸濁液はメッシュフィルターを通すべきですか? 装置で測定する直前に、30-40um程度の孔径のメッシュフィルターを通して凝集した細胞を取り除いてください。大きな凝集は流路の詰まりの原因となります。また、ソーティングの純度・回収率の低下を引き起こす可能性があります。
細胞懸濁・回収用バッファーには何を使用するべきですか?

生存率向上のため、2% FBSまたは0.5% BSAを含むPBSやHBSSを推奨いたします。細胞の凝集防止のため、2mM EDTA(最終濃度)を添加することもご検討ください。

培地もご使用可能ですが、長時間ソーティングを行いますとpHが変化し、細胞へのダメージが懸念されます。

細胞回収用チューブにはどれくらいの量のバッファーを入れればよいですか? 細胞へのダメージを防ぐため、回収用チューブにはチューブ全量の半分程度のバッファーを入れることを推奨します。

解析・ソート

Question Answer
どのソーティングチップを使用すればよいですか?

下図を参考に適切なソーティングチップをご使用ください。

流路の詰まりを防止し、ソーティング精度を確保するため、オリフィス径の20%以下(目安)の細胞サイズを推奨します。

特に大きい細胞を測定する際は130 umチップ、多量の細胞を短時間でソーティングされたい場合はソーティング速度の速い70 umチップを推奨します。

適切なSample Pressureの設定方法を教えてください。

低いSample Pressureではサンプルからの流れが細くなるため、得られるピークが鋭くなります。

細胞の大きさに対してSample Pressureが低すぎると、Event Rateが不安定になります。

小さい細胞には低いSample Pressure、大きい細胞には高いSample Pressureと、細胞の大きさに合わせて至適なSample Pressureに設定してください。

コンペンセーションとは何ですか?どのようにすればよいのでしょうか?

蛍光色素の蛍光には波長分布があるため、光学フィルターで分離した各波長域の光は目的の蛍光色素以外の色素由来の蛍光の漏れ込みも含んでいる状態で検出されています。そのため、2色以上の蛍光測定時には、他の蛍光検出器への漏れこみの補正(コンペンセーション) を行う必要があります。

コンペンセーションを行うためには、無染色コントロールとそれぞれの色素の単染色コントロールをご用意ください。

弊社セルソーターでは、ウィザードを使用したオートコンペンセーションと、マニュアルコンペンセーション、どちらも実施していただくことができます。

コンペンセーションに用いるコントロールサンプルは何を使えばよいですか? 測定する細胞と同じ細胞のご使用を推奨します。無染色コントロールには、蛍光色素を何も添加していないサンプルをご使用ください。
ダブレット除去とはどのようにすればよいのでしょうか?

ダブレット(凝集した細胞)をそのままソーティングしてしまうと、純度の低下を引き起こす原因になります。

ダブレットは、測定パラメータのパルス高さ(Height)またはパルス幅(Width)と、パルス面積(Area)を同時に用いることで検出可能です。ダブレットを除いたシングレットゲートをソーティングに使用してください。

ソーティング中にEvent Rateが不安定になるのですが。

以下をご検討ください。

  • 細胞が凝集している可能性があります。測定の直前に細胞懸濁液をメッシュフィルターを通してください。
  • Sample Pressureの設定値を上げてください。
  • サンプルラインのピンチバルブ部分をもみほぐしてください。
  • サンプルラインの洗浄(ブリーチクリーニング、DIリンス)をしてください。
ソーティングした細胞を培養したいのですが、生存率を向上させるにはどうしたらよいですか?

以下をご検討ください。

  • 回収用チューブに十分量のバッファーを入れてください。
  • 細胞懸濁・回収用バッファーとして、2% FBSまたは0.5% BSAを加えたPBSやHBSSを使用してください。
  • 細胞の最適温度を保持してください。弊社セルソーターでは、サンプルチューブを5℃または37℃、コレクションチューブを5℃に設定していただくことが可能です。
  • 市販のシース液には微量の防腐剤等が含まれています。チューブに多量の細胞をソーティングする場合は、ソーティング後の細胞が入ったチューブから速やかにシース液成分を除去することで、生存率が向上する可能性がございます。

サンプル/コレクション温度調整

[Cytometer]タブの[Temperature Control]から設定可能です。

シングルセルソーティングの際の留意点を教えてください。

以下をご検討ください。

  • ゲート設定によりダブレットを除去してください。
  • 細胞回収用プレートにはあらかじめ200uL程度の培地を添加してください。
  • Sort modeをSingle cell modeに設定してソーティングを行ってください。
  • ソーティング後に培養される際は、生存率が重要になってきますので、よりソーティング時の落下速度の遅い130umチップを使用すると改善する可能性がございます。

※シース液には多少の細胞毒性がございますが、上記条件でソーティングされる場合、1ウェル内に入るシース液量は微量なため、シース液の除去は不要と考えられます。

参考:アプリケーション「セルソーターSH800Sによる細胞ソーティング後のシングルセル培養生存率を高めるための最適化」 (PDF)

ソーティング時に設定した細胞数よりも、ソーティング後に計数した細胞数が少ないのですが。

ソーティング後に細胞のロスが発生している可能性があります。以下をご検討ください。

  • 細胞の吸着を抑えるため、回収用チューブとしてPP(ポリプロピレン製)のチューブをご使用ください。
  • バッファーに2% FBSまたは0.5% BSAを添加することで、より細胞の吸着を抑えることが可能です。
  • ソーティング後の細胞の遠心条件をご検討ください。
  • 静電気防止のため、作業前に細胞回収用チューブの内壁をバッファーで軽く湿らせることも有効です。
バクテリアなどの小さいサイズのサンプルを解析するときの留意点を教えてください。

FSC, BSCのGainを上げ、Threshold Valueの設定値を下げてください。このときにPauseをクリックし0 epsになっていることを確認してください。

散乱光プロットの軸表示をLogに設定するとより見やすくなります。

参考:アプリケーション「セルソーターSH800Sヨーグルト中の生きた乳酸菌ソーティング」 (PDF)