My Neighbor Cosmos となりの宇宙
ギャラリー1
- 展示期間
- 2015年12月18日(金)~2016年1月14日(木)
- 展示時間
- 11:00~19:00
- ※最終日は15:00まで
- ※1月1日は休館。12月31日、1月2日、1月3日は18時まで
ギャラリートーク開催のお知らせ
上原ゼンジ氏によるギャラリートークを開催します。
ご自身による実演を交えながら、ユニークな撮影技法についてご紹介いただきます。
- 開催日時
- 12月19日(土) 16:30~17:15
- 開催場所
- ソニーイメージングギャラリー 銀座(ソニービル6階)
- 入場無料、事前予約不要です。
- ギャラリートークは記録のために録画します。
- 座席はございません。
作家在廊予定
上原ゼンジ氏の在廊予定です。アイデア写真術に関するご質問・ご相談も歓迎します。
- 12月18日(金) 14時~18時
- 12月20日(日) 14時~18時
- 12月25日(金) 14時~18時
- 12月26日(土) 13時~19時
- 12月27日(日) 13時~19時
- 12月30日(水) 11時~15時
- 1月3日(日) 13時~18時
- 1月10日(日) 13時~19時
- 1月11日(祝) 13時~18時
- 1月14日(木) 13時~15時
- *最新情報は上原氏のサイトでご確認ください。
- *やむをえない事情による急な変更につきましては、何卒ご容赦ください。
自分のすぐそばにある小さな宇宙を発見したい。身近過ぎて、当たり前過ぎて気づかないものへ、惑星探査をするような客観的な視線を送り、新たな星を見出す。そして、それらの新星を今までになかったような方法で再現するのだ。
禅には「芥子の中に須弥山あり」という考え方がある。須弥山とは古代インドの聖なる山のことで世界の中心を表し、芥子粒は小さなもののたとえだ。つまり、芥子の種のような小さなものの中にも、宇宙的な存在が含まれているということになる。
私には手のひらの細胞のずっとずっと奥のミクロの世界は、自分を取り巻く宇宙の涯へとつながっているんじゃないか、というような感覚が小さな頃からあった。だから小さな世界を探求すれば、それはその向こう側の大きな宇宙へとつながり、より本質的な部分へとたどりつけるのではないかと感じるのだ。
目の前の現実よりも自分のすぐ隣にある宇宙に、よりリアリティを感じる瞬間がある。その小さな宇宙の中には、日々の屈託や喜び、そしてすべての問題が詰まっているのだ。
上原ゼンジ
今回の展示で用いられる撮影技法
会場には、お客様ご自身のカメラやスマートフォンで簡易型の「宙玉」や「万華鏡」を用いた撮影体験をしていただけるコーナーを設置します。お子さまもご一緒にお楽しみいただけます。
宙玉(そらたま)
2009年に上原ゼンジが考案した撮影システム。透明球をレンズ前に取り付けることにより、宙に浮かぶ玉に映る光景を撮影することができる。
万華鏡写真
写真撮影に適したサイズの万華鏡を手作りし、さまざまな被写体を万華鏡のパターンとして撮影する。
惑星シリーズ
魚眼レンズなどを利用し、身近な世界を惑星に見立てるシリーズ。
円窓(まるまど)シリーズ
このシリーズは透過光で撮影をしている時に思いついた。仕組みとしては長めのレンズフードを自作し、中に色の着いた紙を貼っている。撮影をするとそのフードの内側も写りこんでしまうのだが、それが寺院の円窓から庭を覗くような効果になっている。逆光での撮影なので通常は被写体がシルエットになってしまうのだが、それを明るく撮影し、透過光の鮮やかなイメージに仕上げた。