SONY

The 128-bit Blockcipher

CLEFIAについて

CLEFIA(クレフィア) は、2007年にソニー株式会社により開発された共通鍵ブロック暗号です。

CLEFIAは最新の暗号設計理論をベースに高い安全性を保ちつつ、これまで両立が困難であったハードウェアとソフトウェアへの実装形態においても世界最高レベルの性能を達成いたしました。具体的には、ハードウェア実装では非常に高いハードウェア回路効率を誇り、ソフトウェア実装においてもCPUの種類によらず極めて高速な実行が可能となっています。

またCLEFIAは、米国政府標準暗号AES (Advanced Encryption Standard) や国際標準規格ISO/IEC 18033-3で採用されている128ビットブロック暗号技術と同じインタフェースに対応し、ブロック長が128ビット、鍵長は128ビット、192ビット、256ビットから選択可能です。

CLEFIAは安全性に対しても最先端の暗号解析技術を集結して細心の注意を払い、既存の暗号解読法に対して十分な強度を持つように設計されています。開発の過程では、この分野における国内の第一線の研究者※1と連携し、安全性に十分配慮した設計を行いました。さらに海外の複数の研究者による第三者評価も受け、安全性に関する確認を行っています。

今後ソニーでは、より魅力的な製品作りに向けて、様々なアプリケーションや製品でCLEFIAを利用できる環境を整えてまいります。

  • ※1名古屋大学 岩田 哲 准教授