報道資料
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2021年5月25日
「高い堅牢性、シンプルな操作、柔軟な運用」で革新的な映像制作に貢献
ソニーは、公益社団法人発明協会主催の令和3年度 全国発明表彰において、デジタルシネマ用36×24mmフルフレームCMOSイメージセンサー搭載のCineAltaカメラ最上位機種 『VENICE』の意匠で、「発明協会会長賞」を受賞しました。同賞は、科学技術の分野で秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果を挙げている発明等が対象で、全国発明表彰の中でも上位の特別賞に該当します。
今回の受賞では、ソニー独自の小型化技術により、フルフレーム大型イメージセンサーや8段階の光学式NDフィルターシステムを搭載しながら、高い堅牢性、シンプルかつ確実な操作性、多様な映像表現を叶える柔軟な運用性を、コンパクトな筐体で実現した点が高く評価されました。
ソニーグループ株式会社 クリエイティブセンター 平野 晋作、森澤 類
ソニーグループ株式会社 代表執行役 会長 兼 社長 CEO 吉田 憲一郎
※意匠の権利者が法人である場合、法人の代表者が「発明実施功績賞」を受賞。
『VENICE』は正面の四隅に大きなR(丸み)を施したシンプルな押出形状の本体に、マグネシウムとアルミニウムからなる金属筐体を採用し、過酷な環境でも安心して撮影できる高い堅牢性を実現しています。また、ハリウッド映画など大規模チームによる映画撮影現場のニーズに合わせて、複数のオペレーターが同時に設定できるよう最適化した操作パネルをカメラの両側面に設置しています。徹底した調査・検証を基に、撮影監督とアシスタントの各役割に合わせてボタンを絞り込み配置することで、シンプルかつ確実な操作性を追求しています。
さらにモジュラー構造により、イメージセンサーブロック部分をカメラ本体から取り外し、エクステンションケーブルを介して最長5.5m離して撮影することが可能です。※1高い機動力で、従来困難であった狭い車内や航空機コクピットでの撮影やジンバル撮影のほか、カメラ2台を使用した3D映画やVR(仮想現実)音楽ライブ撮影など、革新的な映像制作に貢献しています。
全国発明表彰は、大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する幾多の研究者・科学者の功績を顕彰しているものです。全国発明表彰は、皇室からの御下賜金を拝受し、多大の功績をあげた発明・創作、あるいは、その優秀性から今後大きな功績をあげることが期待される発明を表彰するものです。
年度 | 賞 | 発明・創作など |
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令和2(2020)年度 | 内閣総理大臣賞 | AIコミュニケーションロボットの意匠※2 |
発明賞 | 高感度CMOSイメージセンサの暗電流低減法の発明 | |
令和元(2019)年度 | 発明賞 | デジタルノイズキャンセリングの発明 |
コンパクトデジタルカメラシリーズの意匠 | ||
平成30(2018)年度 | 朝日新聞社賞 | タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法の発明 |
平成29(2017)年度 | 発明協会会長賞 | 4K大画面超短焦点プロジェクターシステムの意匠※3 |
平成28(2016)年度 | 内閣総理大臣賞 | 積層型多機能CMOSイメージセンサー構造の発明 |
CineAltaカメラ 『VENICE』の詳細は、こちらの製品サイトをご覧ください。