報道資料
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2022年9月13日
米国市場向けにコンスーマー販路を含む幅広いチャネルで新商品第一弾を展開
ソニー株式会社
WS Audiology Denmark A/S
ソニーおよびWS Audiology Denmark A/S(ダブリューエスオーディオロジー、以下WSA社)は、OTC補聴器事業の領域において商品やサービスを共同で開発および供給することを目的として協業契約を締結しました。
2022年8月16日付の米国FDA(Food and Drug Administration、食品医薬局)による規制変更に伴い、米国市場では今年10月以降、医療機器である補聴器の販売が、専門技師を有する販売事業者を通じた従来の販路だけでなく、新たにコンスーマー販路(OTC)でも可能となる見込みです。
本協業を通じて、両社のもつ技術やノウハウを結集し、同分野で新たな業界スタンダードとなる商品・ソリューションを生み出すことをめざします。そのために、ソニーが強みとする様々な音響技術や小型化技術、幅広い商品の販売・サービス体制と、WSA社が100年以上にわたり主要補聴器メーカーとしてユーザーに寄り添い培ってきた聴覚の技術・ノウハウの融合を進めていきます。
両社の技術を駆使することで、一人ひとりの聴覚のレベルやライフスタイルに沿いパーソナライズした機能や装着性能を進化させ、聴覚に不安を抱える方にとって、快適で自然に使い続けられる新たな商品・サービスの開発を追求していきます。
なお、本協業に基づく第一弾の商品を現在開発中で、米国向けにソニーブランドで展開予定です。
ソニー株式会社は、世界中の人と社会に、テクノロジーの追求と新たなチャレンジによって、「感動」と「安心」を提供し続けることをビジョンとして掲げています。長年業界をリードしユーザーの信頼を築いてきたWSA社とともに、様々な技術を駆使して、日常生活の「安心」に貢献し、今後の商品・サービスの可能性を広げ「感動」を創出していきたいと考えています。
この度のソニーとの協業を大変喜ばしく思っています。ソニーの音質に対するあくなき技術の挑戦と情熱が、これまで音楽を愛する多くのユーザーの期待に応えるリスニング体験を可能にしてきました。ベストな音質を追求する姿勢は両社に共通するパッションであり、それが本協業の実現につながりました。ソニーのブランドと幅広い販路によって、 「すべての方に素晴らしい音質を届ける」という当社のパーパスを実現する大きな一歩を踏み出すことができると考えます。
本協業に関して動画で紹介しています。以下URLにアクセスしてご覧ください。(※動画は英語です)
本社所在地:デンマーク リンゲ(コペンハーゲン郊外)/シンガポール
WSオーディオロジーは、難聴者が素敵な日常を得るために必要な音を届ける技術を生み出し続け140年余りの実績を持ちます。それぞれに特長あるワイデックス、シグニア、レクストン、オーディオ・サービス、ヴィーブというブランドを有し、125ヶ国で卸売業、小売業、オンライン、マネージケア、診断ソリューション等の多様な展開をしています。WSオーディオロジーでは1万2千人の従業員が日々働いており、事業オーナーはトップホルム家、ウエスターマン家の両ファミリーとEQT傘下にあるファンドです。デンマークとシンガポールに本社を置くグローバルリーダーとして、私たちの志は皆さんが素敵な音と共に暮らしていかれるよう人間の可能性を引き出していくことです。