報道資料
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2024年6月13日
ソニーは、モバイルモーションキャプチャー『mocopi®』(モコピ)のWindows版PCアプリケーション※1(以下、『mocopi』PCアプリ)の提供を本日より開始します。『mocopi』PCアプリの提供により、PCでのモーションキャプチャーを実現し、映画、アニメ制作の現場やアバターを用いたライブ配信などでの本格的な3DCG制作に対応します。
一般的なモーションキャプチャーは、多数のカメラを設置するためのスタジオ設備と、特別なスーツや多数のマーカーを身に着ける必要があります。『mocopi』は、6つの小型で軽量なセンサーとスマートフォン(専用アプリケーション)のみで、どこでも手軽に、モーションキャプチャーやVR(バーチャル・リアリティ)へのリアルタイムなモーション入力を実現し、2023年1月の発売以来VTuber※2やソーシャルVRユーザーだけでなく、映画やアニメーション制作に携わるクリエイターにも活用されています。ソニーは『mocopi』PCアプリの提供を通じ、幅広いクリエイターがモーションデータをより手軽に利用できる環境を整備し、新たなエンタテインメントの共創を目指します。
『mocopi』PCアプリは、スマートフォン用アプリの機能をPCの大画面に拡張し、モーションキャプチャー、ファイルの保存、プレビュー、送信などの一連の作業をPC上で完結できるため、スマートフォンからPCへのファイル移行の手間が不要になり、外部のライブ配信ソフトを使えば『mocopi』PCアプリ画面をそのまま配信可能になります。また、センサーのキャリブレーションもPC上で行えるため、サードパーティー製のデスクトップ向け制作ソフトと連携して使用する際に、ワークフローを中断することなく作業が継続できます。
『mocopi』PCアプリでは、PCの大画面を活用して、モーション生成データの保存やプレビュー、キャリブレーション、設定の調整、収録など『mocopi link』モバイルアプリの機能をPCから操作できるようになります。ユーザーは『mocopi』PCアプリ内で、連携するサードパーティー製のアプリケーションや3DCGソフトウェアへのモーションデータの送信を行うことができます。『mocopi』PCアプリの画面を読み込ませることで、収録してから配信するまでのワークフローが簡素化され、複雑な外部機器連携の設定が不要になります。
『mocopi』PCアプリの使用には、スマートフォン上の『mocopi link(モコピリンク)』モバイルアプリを介して、『mocopi』本体とPCを接続します。『mocopi link』アプリと『mocopi』PCアプリの接続は有線(USB※3)と無線(Wi-Fi接続)の両方に対応し、制作環境のニーズに合わせたモーションキャプチャーシステムのセットアップが可能です。
『mocopi』PCアプリにてモーションデータを生成することで、スマートフォン用『mocopi』アプリ使用時に比べ、『mocopi link』アプリ(スマートフォン)上で行う処理の負担が軽減されます。これによりサポート可能なスマートフォンの機種が拡大します※4。
『mocopi』PCアプリでは、今後PC環境だからこそ実現できるさまざまな拡張機能をアップデートで提供する予定です。
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