報道資料
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2024年10月16日
バイオメカニクスと選手のパフォーマンス領域への新たな展開が実現
ソニー株式会社
Hawk-Eye Innovations Limited
ソニーは、スポーツ用の高精度のマーカーレスモーションキャプチャー技術による選手のプレー中のバイオメカニクス(生体力学)パフォーマンスデータの収集、および分析を手掛ける米国のKinaTrax, Inc.(以下「キナトラックス」)を、買収によりソニーのスポーツ事業の一員として迎え入れました。
キナトラックス は、ソニーのスポーツ事業を構成するHawk-Eye Innovations Limited (以下、ホークアイ) と連携し、信頼性の高いバイオメカニクスおよびその分析における専門性とマーカーレスモーションキャプチャー技術により、選手、チーム、リーグ、ファン向けのスポーツデータ活用の最大化においてシナジーを発揮することが期待されます。
ソニーのスポーツ事業は、ホークアイに加えBeyond Sports(以下、ビヨンドスポーツ)およびPulselive(以下、パルスライブ)が中核を担い、スポーツデータの取得や活用のための技術を軸に、スポーツ界に優れた審判判定支援サービス、放送効果支援サービスおよびデジタルプラットフォームを提供しています。キナトラックスが加わることにより、ソニーはコーチングやスカウティング、選手のパフォーマンス向上のためのバイオメカニクスや分析といった重要な用途へのスポーツデータの活用を強化していきます。
ソニーのスポーツ事業は、スポーツデータを活用して最先端の審判判定支援サービス、ファンにとって欠かせないデジタルプラットフォーム、そしてより多様な視聴者に向けた新しい形のスポーツエンタテインメントを生み出してきました。
キナトラックスを迎えることで、スポーツデータの力を選手やチームのパフォーマンス向上やけがの防止に役立てたり、スポーツのエンタテインメント性を高めたりすることで、世界中のファンにさらなる感動を届けられることを嬉しく思います。
ソニーの一員となり、そのスポーツ事業を構成するホークアイ、パルスライブおよびビヨンドスポーツの素晴らしい技術を、キナトラックスの持つノウハウにより、さらに高めていけることを嬉しく思います。革新的な技術による精緻なトラッキングと、そこから導かれる卓越した洞察が、スポーツの未来を創り出します。ソニーと共に、キナトラックスのバイオメカニクスパフォーマンスデータの収集と分析の専門性を高めることで、リーグ、チーム、選手のパフォーマンス向上や結果の追求をサポートすることを目指します。
キナトラックスは、プロや大学スポーツのチームに対して、チームの最も貴重な資産であるアスリートに焦点を当てた画期的な洞察を提供します。同社は、高精度のマーカーレスモーションキャプチャーテクノロジーの提供により、チームによる試合内のバイオメカニクスパフォーマンスデータの収集を可能にします。このモーションキャプチャ—用カメラシステムは現在、メジャーリーグベースボール(MLB)、マイナーリーグベースボールや全米大学体育協会(NCAA)所属組織の 75 を超えるスタジアムや研究施設に導入されており、他のスポーツリーグにも拡大しています。データの取得と分析のための包括的なツールセットは、選手、マネジメント、コーチ、トレーナー、医療スタッフ、研究者が日常的に利用可能で、従来型のスカウティング、トレーニング、およびチーム編成の用途を超えた価値を提供します。