ソニーはインクルーシブな未来に向けて、誰もが自分らしく、
そして、感動を分かち合える世界を目指し、製品、サービス、
体験のアクセシビリティを高める取り組みを進めています。
その一環として、ソニーは以下のイベントに出展いたします。
「誰かの介助を求めることなく、自分でテレビをもっと使いこなしたい」という障がい当事者の方の声に基づき、ブラビア®のアクセシビリティ機能は進化を続けています。また、家族や友だちとテレビを共用し、感動をわかち合うための存在であり続けるために、新たな機能も搭載致しました。
LinkBuds Openは、リング型ドライバーユニットを搭載し、耳をふさがない構造の完全ワイヤレス型ヘッドホンです。本製品は、視覚障がいがあるユーザーの声を取り入れて設計されています。LinkBuds Openは、リング型ドライバーユニットを搭載し、耳をふさがない構造のため、周囲の音を自然に聞きながら「Eye Navi(アイナビ)」※の音声案内を聴くことができます。
「Eye Navi」は道案内と障害物検出、歩行レコーダー機能を備えた歩行支援アプリです。LinkBudsとの連携により、本商品の内蔵センサーや立体音響技術を活用し、目的地などの情報が実際に位置する方向から読み上げられます。本機能は、視覚障がいがある社内のエンジニアが参画し、音響調整を行いました。また、2023年11月に開催された視覚障がい者向け総合イベント「サイトワールド 2023」にて技術出展し、来場者の方から期待の声を多くいただいた機能です。
デジタル一眼カメラの醍醐味である高画質による高い表現力を実現するため、一人でも多くのユーザーにαの機能を余すことなく使ってもらいたい。そんな想いから、カメラを愛好する視覚障がいのある社員と議論を重ね、F値、シャッタースピードなど撮影時に必要な情報をどういった順で読み上げるのが最適か決めました。こだわりのアクセシビリティ機能を搭載したαは、年齢や障がいの有無に関わらず、クリエイターの相棒となりサポートし続けます。
世界に2億5千万人いると言われるロービジョン※の方々に撮影する楽しさを届けたい。より多くの人に、感動や記憶に残したいシーンを共有する喜びを感じてほしい。そんな想いからこの網膜投影カメラキットは生まれました。
眼のピント調節能力の影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用して、ピントの合った画像を網膜の周辺部にまで投影することで、ロービジョン者の"見えにくい"を"見える" に変えます。盲学校などの協力も得て、当事者による評価やインタビューの声も反映し、高倍率ズームなどカメラならではの機能を搭載し、ロービジョン者も、本格的な撮影を楽しむことができます。
網膜投影カメラキットは「2023年度グッドデザイン賞」において「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。「グッドデザイン・ベスト100」は、全受賞案件の中から特に優れた100件に与えられる賞です。
また、一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会」において、2023年の「日本の歴史的カメラ」にも選定されました。
Xperia 1 VIには『TalkBack』※や操作画面の視認性向上などの、視覚、聴覚、操作をアシストするアクセシビリティ機能を搭載しています。
また、Xperiaでは、インクルーシブデザインに関する様々な取り組みを実施しております。
2021年からはソフトウェアのチームが中心となってソニー・太陽株式会社の障がいがある社員と対話しながら、一部のアプリケーションの改良を行っています。2023年には『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』の社内研修を実施しました。商品企画や設計の他、品質保証、マーケティング、広報などさまざまな職種の社員が参加し、体験研修で得た気づきを日々の業務に活かしています。
ソニー製品は、パッケージ内のQRコード認識性向上に関する取り組みを開始しました。
視覚だけではなく触覚でもQRコードの位置を認識できるよう目印を導入していきます。