SONY

Product image showing left-side views of VENICE 2 (left) and BURANO (right) camera bodies Product image showing right-side view of VENICE 2 (left) and left-side view of BURANO (right) camera bodies VENICE 2(左)の右側面とBRANO(右)の左側面の製品画像

環境に配慮したシネマカメラ

ソニーは、映画撮影のプロフェッショナルと協力して、高性能なシネマカメラを開発してきました。
資源の使用量を削減し、軽量・小型化を実現したこれらのシネマカメラは、
過酷な環境下でも品質と耐久性を保ち、クリエイティブな挑戦をサポートします。

Product image showing front right view of BURANO camera body BRANOを正面ななめ右側から捉えた製品画像

コンパクトなボディで
高い画質を実現

BURANO はイメージセンサーや基盤などから独立した効率の高い小型ベンチレーションシステムを採用することで、高度な撮影機能を備えつつ高い冷却効率を維持しながら、約 2.9kg という小型軽量化を実現しています。
BURANOのベンチレーションシステムによる空気の流れを示した図
Array of images showing various camera components sitting on moulded paper-based packaging materials パルプモールド(紙素材を成型した緩衝材)と不織布製の袋、その上にのったさまざまなカメラ部品が並ぶ画像

包装材の見直しで、
プラスチック使用量を削減

BURANOの包装では、パルプモールドの緩衝材と植物由来の不織布1 を採用することで、プラスチック使用量を削減しています。プラスチック材の使用量は、VENICE 2で以前に使用していた包装よりも、重量比で99%の削減を実現しました。
白色の緩衝材と不織布の小袋の画像

既存製品のパッケージもアップデート

VENICE 2で使用していた包装材も見直しました。紙の新しい包装材に置き換えることで、包装に使用するプラスチックの量を99%削減することができました。
白色の緩衝材(左)と、パルプモールド(右)、不織布の小袋が並ぶ画像
左:旧包装 右:紙による新しい包装材
Product image showing front views, without lenses, of BURANO (left) and VENICE 2 (right) camera bodies BRANO(左)とVENICE 2(右)を正面から捉えた製品画像

開発者インタビュー

包装設計者

木島 晴美

ソニーGM&O(株)設計部門 プラットフォーム技術6部
木島晴美氏のポートレート画像
 

ソニーは2050年までに「環境負荷ゼロ」を実現するため、グローバル環境計画「Road to Zero」を推進しています。BURANOにおいても、環境負荷ゼロの実現に向けて、製品包装に使用する発泡スチロール製の緩衝材の代替材として、再生紙を成型したパルプモールドクッションの採用を実現しました。プロフェッショナル用機材は、大型で重量があり、かつ高い信頼性が求められるため、製品の品質を確保する梱包材であることは必須です。そのため、大型重量製品へのパルプモールドの実用化に向けて、シミュレーションを活用しながら実機評価の精度を上げ、包装チームと製品チームで連携し、品質確保を徹底的に行いました。

チーム内で試行錯誤を重ねた結果、パルプモールドの形状や外箱の構成を最適化することで、製品品質を確保でき、プラスチックを極力使用しない包装を確立することができました。この経験を活かして、今後は他の業務用カメラ製品ラインでもパルプモールドクッションの採用を積極的に検討していきます。

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  • 1 コーティングや接着剤で用いる材料は除く。