BUSINESS 事業紹介

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新規ビジネス
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ソニー株式会社では、ソニーグループをテクノロジーで支え、
クリエイターと未来のエンタテインメントを
共創するという方針のもと、
未来の成長を担う、
テクノロジーの開発、新規事業の創出に取り組んでいます。
2021年以降、メタバース(XR)、モビリティ、Lifetime Well-being
(ライフタイムウェルビーイング)の
3分野を中心に取組を強化し、
一部はすでに事業化しています。
ソニーが様々な事業を通じて培ってきた最先端技術を
最大限に生かすとともに、またオープンイノベーションにより、
既存の枠を超えた新たなテクノロジー・サービスを提供してまいります。

メタバースの分野(XR)では、フィジカルとバーチャルの世界を繋ぐ技術、商品、サービスの開発を進めています。クリエイターが感性付加価値の高いコンテンツを制作し、メタバースの場でユーザーやコミュニティが楽しむため支援すべく、制作技術、キャプチャー技術、コミュニケーション技術、表現の技術に、注力して取り組んでいます。
例えば、キャプチャー技術に関連して、モバイルモーションキャプチャー「mocopi」を日本国内で発売開始しました。ボリュメトリック技術としては、ライブ3D映像配信用途等を見据えて即時で簡便に人物やコンテンツを3Dでキャプチャーする可搬型ボリュメトリックキャプチャーの開発を進めています。人やモノの動きを捉えCGレンダリングすることで、メタバース上のアバターへの反映など、バーチャルでの様々な活用の可能性を広げます。
*XR:クロスリアリティの略称。VRやARなどの総称であり、メタバースを実現する技術手段。

モビリティでは、ソニーの強みである音声信号処理や音響設計技術を主軸に、車両特性に合わせて最適化されたエンタテインメント空間を新たな移動体験価値として提供していきます。
また、エンタテインメントコンテンツ再生に留まらず、安全運転をサポートするデバイスや、ドライバーとすべての乗員がより快適に車室内での時間を過ごすためのテクノロジー開発を行っています。

Lifetime Well-beingでは、一人ひとりがより健康で豊かなライフタイムを過ごせるように、取り組みを進めています。人の感動体験のベースとなる五感にアプローチすることで、「安心」に加えて「感動」の提供をめざします。「聴覚」の分野では、米国市場でのOTC補聴器ビジネスへ参入し、新商品を発売しました。
また、「嗅覚」にアプローチした新たな価値の創出に向け、においを手軽に制御するTensor Valve™(テンソルバルブ)テクノロジーを独自に開発し、におい提示装置を商品化しました。
これからもテクノロジーの力でお客様と一緒に進化し、様々な「感動」と「安心」の体験を創造していきます。