One Second ~瞬間と永遠~
- 展示期間
- 2014年10月10日(金)~10月30日(木)
- 展示時間
- 11:00~19:00
ギャラリートーク開催のお知らせ
写真家 所幸則氏とゲストの方々によるギャラリートークを開催いたします。
- 開催日時
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- 10月11日(土) 14:00~14:45
太田菜穂子氏(東京画コミッショナー/チーフキュレーター) × 所幸則氏 - 10月12日(日) 13:00~13:45
池末浩規氏(大阪府市文化振興会議委員、写真家) × 所幸則氏 - 10月12日(日) 16:00~16:45
新野圭二郎氏(アーティスト/NICA館長) × 所幸則氏
- 10月11日(土) 14:00~14:45
- 開催場所
- ソニーイメージングギャラリー 銀座(ソニービル6階)
入場無料、事前予約不要です。
1秒(One Second)。その時間経過の中で起こる“過去”“現在”“未来”という事象を、1枚の写真に重ね合わせて表現する“One Second”という表現方法。その独創的な方法で様々な都市を撮影してきた所幸則氏の作品展を開催します。
“One Second” と言う表現手段で作品を撮るきっかけを作った街、渋谷。多種多様な人間が集まり、日々形を変える渋谷を所氏は「東京の今の姿を最も顕著に表現し続けている街」だと言う。
「渋谷に住み、時の移ろいの中で好きだった渋谷が変わっていく姿を見てきました。人々が忙しそうに通り過ぎる向こう側には、見慣れた建物が見えている。いつもそこに“居てくれる”ことに安心感がありました。でも、いつもそこに居てくれたはずの建物がいつの間にか無くなったときに感じる寂寥感。時の流れの無情さと、その儚さを感じた瞬間でした。この街の姿を残そうと渋谷を撮り始めたのは2008年1月1日からです。」と当時に思いを馳せる所氏。
しかし、通常の撮り方ではなく、“One Second(1秒)”での表現を思い立ったのはその年の6月だったという。
「1秒という時間の感じ方には個人差があります。しかし、私はこのルールを設定することが世界に通じる“時間のかたち”への共通認識になると思っています。時の流れと共に変化する渋谷を見たときに感じた“変わっていく街の儚さ”を的確に表現するには、1秒間の経過を3ショットで写しとめる“One Second”の表現手段以外にはないと感じています。」
作品展では、渋谷の作品に始まり、今も広がりを続ける所氏の作品をご覧いただきます。
1秒の中に
何が見えるのか?
何を見るのか?
不思議な1秒
それを見に来てください。(所幸則)