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ソニーイメージングギャラリー 銀座

木之下晃 追悼作品展 マエストロ —世界の音楽家—
THE MAESTROS -Great Musicians in Performance-
Requiem for Akira KINOSHITA

2015年1月12日、音楽写真家の木之下晃氏が逝去されました。木之下氏は音楽写真の第一人者として、半世紀以上にわたり『音楽を撮る』をテーマに音楽家の演奏シーンやポートレートを撮影してきました。ヘルベルト・フォン・カラヤン、マリア・カラス、レナード・バーンスタイン、小澤征爾、佐渡裕、小山実稚恵ら、被写体となった音楽家は枚挙に暇がなく、「作品から音楽が聴こえる」と、ロリン・マゼール、ズービン・メータなど国内外の音楽関係者からも高い評価を得てきました。
木之下氏の逝去に際し、哀悼の意を込め、「木之下晃 追悼作品展 マエストロ —世界の音楽家—」を開催いたします。氏の代表作として、歴史に刻まれる音楽家たちの演奏シーンをとらえた傑作より約30点をゼラチン・シルバー・プリントで展示します。合わせて、色彩豊かな「世界のオペラハウス」シリーズなども 4Kテレビでご紹介予定。故人を偲び、その足跡の一端を回顧します。
木之下氏が情熱を注いだ音楽写真の世界。唯一無二の木之下作品の粋を、ぜひご覧ください。

協力
株式会社木之下晃アーカイヴス、写真弘社、株式会社フォトクラシック

木之下きのした あきら プロフィール

1936年、長野県諏訪市に生まれる。中日新聞社、博報堂を経て、1973年、フリーランスとなる。音楽写真の分野を開拓し、1960年代から半世紀以上にわたり一貫して、『音楽を撮る』をテーマに撮影。世界のオペラハウス、歴史的作曲家の足跡を辿るシリーズなどにも、精力的に取り組んだ。第36回芸術選奨文部大臣賞(1986年)、第18回新日鉄音楽賞・特別賞(2008年)など受賞多数。2010年、木之下晃アーカイヴスを設立。2015年1月12日、虚血性心不全のため逝去。享年78。
主な写真集に『世界の音楽家』(全3巻、小学館、1984年)『マエストロ —世界の音楽家—』(小学館、2006年)など。これまでに約45冊の写真集を発表。主な展覧会に「音を写す~シャッターは鋭く巨匠を射る~」(神奈川県民ホール・ギャラリー、1995年)、「20世紀のマエストロ100人」(東京文化会館、2011年)など多数。