SONY

ソニーイメージングギャラリー 銀座

山田久美夫 作品展 Flower ~Light returns to light~
4K HDR TVで光の世界へ

この作品展のテーマは、「光」。
近年取り組んでいる身近な草花たちのふんわりとした姿を、最新の4K HDRテレビで、光に包まれながら、お楽しみください。

光に感動し、カメラが捕えた光を、もう一度、光として楽しみたい。そんな思いを込めて、今回のサブタイトルは「~Light returns to light~ 4K HDR TVで光の世界へ」としました。

私たちは、光に触発され、光に感動し、被写体にレンズを向けます。
そう、写真を撮ることは、まさに、その光を捕えることに他なりません。
そして、その光を、もう一度、光に還元し感じたい。

「光を、光へ」。これが写真のひとつの理想像だと思います。この考えをもとに、昨年はじめに通常の4Kテレビを使った作品展をこのギャラリーで開催いたしました。

今年は、さらにピュアな光を求め、最新の4K機器を駆使し、さらにリアルな光として再現することにチャレンジ。この作品展は、静止画による、世界初の本格的な「4K HDRテレビ」による作品展です。

昨年の作品展から約1年が過ぎた現在、4Kテレビの世界は、次世代の「4K HDR」へと進化しています。
4K HDRの「HDR」は、デジタルカメラのHDR(ハイダイナミックレンジ)機能のような、限られた再現域に階調を圧縮するものではありません。広大な再現域を備えたディスプレイに、イメージセンサーが捕らえ、RAWデータに記録された世界を余すところなく、再現するものです。最新技術である4K HDRは、パネルの最高輝度を高め、再現できる階調幅を拡大することで圧倒的な明暗再現域と色再現域を実現。その豊かな階調とピュアな色再現。さらに降り注ぐような光を活かし、自然でありながらも、これまで体験したことのない光溢れる静止画表現の世界へ。75インチの4K HDRテレビから降り注ぐ、その豊かな光に包まれた、身近な草花の姿をぜひご覧ください。

また、2015年7月にオープンしたギャラリー2では4Kプロジェクターによる200インチクラスの超大型画面で作品を投影しています。ゆっくりとおくつろぎください。

これらの最新機器が描き出す、プリントとはひと味違った、光に満ちた世界をお楽しみいただければ幸いです。

山田久美夫

山田やまだ 久美夫くみお プロフィール

写真家。1961年横浜生まれ。高校時代の1978年に初の個展を開催。1979年よりフリーのフォトグラファーとなる。これまで国内外で40回以上の個展を開催。作品集「Natural」(1994年)、「ツァイスのふるさとを訪ねて」(1996年)、「ドイツ・ 色と光」(2000年)を出版。数々の雑誌やウェブ等で、カメラやレンズについて執筆。1999年より「DigitalCamera.jp」を運営。2015年より山田久美夫写真教室を積極的に展開中。