馬場さおり 作品展
The View Through My Blood
今、私が見ている世界
ギャラリー1
- 展示期間
- 2016年4月29日(金)~5月26日(木)
- 展示時間
- 11:00~19:00
※最終日は15:00まで
ギャラリートーク開催のお知らせ
馬場さおり氏によるギャラリートークを開催します。
- 開催日時
- 4月29日(金) 15:00~15:45
- 開催場所
- ソニーイメージングギャラリー 銀座(ソニービル6階)
- 入場無料、事前予約不要です。
- ギャラリートークは記録のために録画します。
- 座席はございません。
馬場 さおり プロフィール
- 1978年
- 福岡市生まれ 福岡市在住
- 2003年
- 九州共立大学工学部環境化学科卒業
在学中、特別交換留学生としてハンガリーのPázmány Péter Catholic Universityへ留学
- 2013年
- 九州大学国際交流会館などでの勤務を経て、九州産業大学大学院に入学
- 2014年
- 九州産業大学大学院に在学中に若年性乳がんを発症
- 2015年
- 九州産業大学大学院 芸術研究科 博士前期課程修了
- 現在年
- 九州産業大学大学院 芸術研究科 博士後期課程在学中
個展
- 2015年
- 「2.7% ~若年性乳がんを発症した私~」新宿ニコンサロン(東京)
グループ展
- 2014年
- 「On the way~道の途中~」コニカミノルタプラザ(東京)
- 2015年
- The Emerging Photography Artist 2015 六本木アクシス(東京)
受賞歴
- 2013年
- International Photography Awards Honorable Mention/佳作
- 2013年
- 上野彦馬賞 -九州産業大学フォトコンテスト- 入選
その他の活動
- 2013年
- 米国National Geographic誌 英語版8月号に編集者選出でYour shot掲載
馬場さおり ウェブサイト
この作品は自身の乳がんの経験が私にもたらした事象や瞬間の見え方のそれ以前との‘変化’を視覚化しようと試みたものです。ふとした時に訪れる不安や恐れ、喜び、自分がなぜか引きつけられることなど、私の中で心がざわついた或る瞬間に、今の自分の見え方を象徴する色である“赤”を重ねました。
闘病生活の中で毎日の様に自身の血を目にした経験と、乳がん治療後、回復し元気になった今でも乳がんの細胞は血の中を巡っているという事実が、この作品の生まれた背景であり、タイトルの元となっています。
この作品は私の友人たちとの日常生活を切り取った日記の様なものです。様々なプライベートの悩みや、故郷を遠く離れた日本での生活、ジェンダー、それぞれに多様な生きざまを私にさらけ出してくれる友人たちとの私にとって大切な時間、そんなありのままの自身の日常を作品にしました。
今、私の見ている世界を視覚化し、形に残すこと。そしてそれを通して、少しでも人々と繋がれるとしたら、それは、私の存在意義を再確認できるひとつの方法だと感じています。
最後になりましたが、この展覧会を開催するにあたりご協力頂いた皆様、そして何よりこのプロジェクトに賛同してくれ、撮影に協力してくれた素敵な友人達に厚くお礼申し上げます。
2016年4月
馬場さおり