1961年東京生まれ。1984年日本大学芸術学部写真学科卒業。
初めてのカメラは9歳の時に買って貰ったコダックインスタマチックX-15。
小学校5年生でアサヒペンタックスSPを買って貰い、フイルム現像を始める。
中学校入学以来、ほぼ毎日写真を撮っている。
<個展>
- 1980年
- 「高校日記」 キヤノンサロン 銀座、広島
- 2004年
- 「日々」 銀座コダックフォトサロン
- 2008年
- 「日々Ⅱ」 Roonee 247 Photography
- 2016年
- 「日々Ⅲ」 エプサイトギャラリー
- 2017年
- 「15歳の日々」 Roonee 247 fine arts
他
<グループ展>
- 2008年
- Paris Photo 写真集「もうひとつの島の時間」 パリ
- 2009年
- 東京写真月間「今、ここにある旅」 コニカミノルタプラザ
<写真集>
- 2006年
- 「島の時間」クレオ
- 2008年
- 「もうひとつの島の時間」冬青社
- 2012年
- 「島想い」リバーサイドブックス
日常の身辺の出来事を撮った写真です。写されているのはサファリパークのキリンとクルマ、遠足帰りの小学生の列、貸しボートに乗るカップル、増水した川に沈みそうな橋、花筏の浮かぶ堀、川で石を投げる高校生、誰もいない釣り堀、河原の枯れ草など。どれも私が興味を引かれた一瞬一瞬で、個人的なメモでありメモリーです。
写真は眼に見えるものしか写すことはできませんが、そこに写っていない事を想像させることができます。中学校の写真部に入って以来、写真との付き合いは45年以上になりますが、自分が何故写真を撮るのか、いい写真とはどういうものかを今も考えることがあります。その答えはまだはっきりと言葉にできませんが、きっと私は眼に見えるものの姿を借りて、眼に見えないものを写し撮ろうと試みているのだと思いました。それは幼い頃の記憶だったり、もういなくなってしまった人への想いだったり、とても個人的な事柄です。しかし、私の写真を見て下さる方々には、どうか自由に見ていただきたいと思っています。そして、少しでも心に残る写真を見つけていただけたら、作者として嬉しい限りです。