河田美奈枝 作品展
Dreaming Planet
- 展示期間
- 2020年7月24日(金)〜8月6日(木)
- 展示時間
- 11:00~18:00当面の間、18時に閉館
河田美奈枝(かわだみなえ)プロフィール
岐阜県出身。初めて自分のカメラを手にしたのは、高校生のとき。
母が修学旅行のために、小さなカメラを購入してくれました。
それからカメラが身近なものになり、旅行に行く度にたくさんのフィルムを現像に出していたものです。
子供が生まれてからは被写体が子供に代わり、彼らが大きくなるにつれて写真を撮る機会が少しずつ減っていきましたが、ある日、デジタル一眼レフカメラをもらったのをきっかけに、私の人生が変わりました。
それからは写真を撮るのが楽しくて、夢中になって写真を学びました。
そして岐阜を拠点にフリーランスの写真家として活動し、2017年からは作品制作に取り組み国内外で発表しています。
写真が「日常」と「好き」から「仕事」に変わり、今は「自分自身」を形成しつつあります。
私の感じた世界や想いを、写真を通して届けたいです。
河田美奈枝ウェブサイト
河田美奈枝Instagram(@miko_wonderland)
受賞歴
- 2015年
- 「第55回富士フィルムフォトコンテスト」フォトブック部門 優秀賞
- 2018年
- 「The Editors’ Photo Award ZOOMS JAPAN 2019」 ノミネート
「IPA2018 - International Photography Awards 2018」プロフェッショナル部門
ファインアート Honorable mention - 2019年
- 「御苗場2019」「写真の町」東川町賞
「12th International Color Awards」プロフェッショナル部門 アブストラクト ノミネート
「東川町国際写真フェスティバル インディペンデンス展」レビュアー選出(菅沼比呂志氏)
「Premier Art Award Exhibition London 2019」審査員賞(Grey Chow氏)
「4th CAMPINA 2019 International Exhibition of Photography, Romania」入選 - 2020年
- 「13th International Color Awards」 プロフェッショナル部門 アブストラクト ノミネート
「御苗場vol.26」レビュアー賞(テラウチマサト氏)
個展
- 2016年
- 「La Vida -イキトシイケルモノ-」Focus Rock Studio 愛知
- 2020年
- 「Femme」 友愛診療所(Gallery 幹) 京都
グループ展
- 2018年
- 「East West Artist Exchange Exhibition 2018」 Posk Gallery ロンドン
「New Japan Photo」 CHI-KAドバイ、ホテルアンテルーム京都、THE KNOT TOKYO Shinjuku
「ABC Art Book Fair 2018」 M WOODS 北京 - 2019年
- 「New Japan Photo」 CHI-KA ドバイ
「御苗場2019」 横浜・大さん橋ホール
「東川町国際写真フェスティバル・インディペンデンス展」 東川町文化ギャラリー
「Premier Art Exhibition London」 La Galleria Pall Mall ロンドン
「Imagination Paris, Paris Photo Off 2019」 Galerie Joseph Le Marais パリ
「fotofever」Carrousel du Louvre パリ - 2020年
- 「御苗場 vol.26」3331 Arts Chiyoda(オンライン) 他多数
アーティスト イン レジデンス
- 2018年
- EWAL Artist in Residence in UK 2018 イギリス
オンラインで作品鑑賞
(制作:河田美奈枝氏)
「Dreaming Planet」は、子供の頃から慣れ親しんだ岐阜の長良川の花火をモチーフに、夢を追い求める人々の心情を、光の形や色彩を用いて抽象的に表現した作品です。息子がまだ幼い頃、夜空いっぱい星のように広がる花火をつかみ取ろうと、夢中で飛び跳ねていました。その時の光景がとても印象的で、美しく儚いものを懸命に求める姿が夢を追う人たちと重なり、この作品の制作につながりました。
物事は見方を変えると別の面が見えてきます。花火も同じく、光を点と線、色彩と闇で描写することで、思いがけない姿を現します。作品の中で私は、点を星に見立てて夢や希望を、線を自分自身や感情として、夢への憧れや情熱、陶酔、焦燥、畏怖、失意、再生などの心理描写を、色鮮やかに、幻想的かつ繊細に表現しました。
制作を始めた2017年は子供の成人を間近に控え、残りの人生で私は何ができるのか、どうしたいのかと、自分自身を見つめ直しました。2020年は思いがけない年となりましたが、この作品を通して自分自身を奮い立たせたいと思います。そして、日本のかけがえのない花火で彩ったこの作品展が、ご来場いただいた方々にとって、夢や希望を思い出す小さなきっかけとなり、前に進む勇気を持っていただけたら幸いです。