1990年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。
米国会計系コンサルティング企業に就職後、動物写真家の道を目指して独立。
2017年よりプロ写真家としての活動を本格化。
1年のうちおよそ半分を海外で過ごし、アフリカ、アジア、亜南極など、世界各国で地球の表情と野生動物の感情を中心に撮影している。
主な経歴
- 2018年
- Nature's Best Photography 入賞(米国スミソニアン博物館協賛)
- 2019年
- キヤノンギャラリー銀座 個展「Pride of Lions ~ライオン家族~」
雑誌CAPA 11月号 巻中グラビア
- 2020年
- The “Prix de la Photographie, Paris"(Px3)Honorable Mention
ペンギンは好きですか?
よちよち歩く姿や翼(フリッパー)をパタパタする姿はとても愛らしく、動物園・水族館でアイドルとして扱われるペンギン。
全世界の飼育数の25%を占める日本は、世界一のペンギン大国と言われています。
一方で、私たちは本当のペンギンの姿を知っているのでしょうか。
氷の上で生活するイメージが強いペンギンですが、南極に棲むのはたった4種類。その他の15種類ほどは南半球の様々なところで生活しています。
ビーチでコロニーを作るペンギンや穴を掘って暮らすペンギン、走るのが得意なペンギンだっています。
そして彼らはペンギン以外の鳥や動物に、ときに追いかけられ、ときに戦いながら一緒に暮らしているのです。
私は南極の入り口と呼ばれるフォークランド諸島で、性格が異なる4種類のペンギンを撮影しました。
堂々としていて人にあまり興味がないキングペンギンは撮影中も自然体ですが、臆病なマゼランペンギンはカメラを向けると巣穴に逃げてしまいます。
攻撃的なイワトビペンギンには威嚇をされることも多く、好奇心旺盛なジェンツーペンギンはこちらに近づいてくれることもありました。
今回の作品では、個性的なペンギンの行動から見える性格や特性、彼らの棲むところが白い砂浜や草原であること、そして他の鳥や動物と争いながらも共存していること。
そんなペンギンたちの、可愛いだけじゃない”ありのままの姿”をお見せします。