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Englishソニーイメージングギャラリー 銀座

中谷吉隆 作品展 Tokyo Rhapsody ‘60s

第二次世界大戦で敗戦国となり、戦後の混乱期から日本は経済復興する。昭和31(1956)年の経済白書は「もはや戦後ではない」とその終了を宣言した。
その証とも言うべき第18回オリンピック東京大会が昭和39(1964)年10月に華やかに開幕した。戦後復興のシンボルだった。
開催に向け東海道新幹線や首都高速道路、各競技場の建設などが急ピッチで進み、首都東京の様子は変わっていった。オリンピックを機会に海外渡航の自由化も始まり、外国人観光客の姿が銀座や浅草という観光地に多く見られるようになり、街を行く日本人の人々の表情は華やかになる。しかし、華やかな「宴」の一方で光と影の格差を見る状況が現存していた。
今回の展示は銀座、浅草を中心に、1960年代当時の東京の在り方を探る。それはまさにラプソディである。

中谷吉隆

中谷吉隆(なかたによしたか)プロフィール

俳号・龍子(りゅうし)
1937年生まれ 広島市出身
1957年 東京写真短期大学(現 東京工芸大学)卒業。
東京新聞社出版写真部を経て1960年フリーランス。
ルポルタージュ、人物、風景、スポーツ、フォト俳句などを各種雑誌、カメラ誌等に数多く発表。

写真集・著書

「ある日幸せに」「道東 —オホーツクと原野と湖と」「スナップショットへの道」「燃えるラグビー時代」「スポーツ人間像」「華麗なるスポーツレディー」「ノーサイドの笛が鳴る」「神楽坂Story」「蠢く街 新宿What 1955-2017」「フォトハイ句読本」「フォト俳句 ~極楽のアート」など。

写真展

「蒼氓60年」「東洋と西洋の間」「黒の墓標」「道東 —オホーツクと原野と湖と」「素晴らしきかなサッカー」「オルゴール色の光」「広島・戦後10年」「憧れの東京を写して40年」「トカラ列島1961」「牛込神楽坂は、いま」「写真×俳句作品展」「フォト俳句作品展」「フォト×俳句 ~極楽のアート展」「道東 -1966~1975-」「蠢く街 新宿What 1955-2017」など。

審査員

各種写真コンテストの審査員を数多く務める。

選者

『フォトコン「フォトハイ句!」』『フォトアサヒ「フォト俳句」』

  • 『カメラ芸術』新人賞受賞(1964年度)
  • 日本写真家協会名誉会員。日本スポーツプレス協会名誉会員。メトロ文化財団理事
  • 全日本写真連盟関東本部委員
  • JCIIフォトサロン、メトロ写真教室ほか写真教室講師多数

ページ上部の写真(左から掲載順)

  • ソニービル前の水槽は注目の的だった(中央区・数寄屋橋 1966)
  • 完成した首都高速5号線と武道館(千代田区 1964)
  • 東京オリンピックでの訪日を歓迎する銀座(中央区・銀座 1964)