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English ソニーイメージングギャラリー 銀座
来館前にご一読ください
本展は、九州産業大学大学院 芸術研究科 造形表現専攻 写真・映像領域に在籍する4名の学生による写真展です。これらの作品は「自然」「人工」「変化」などに焦点を当てています。今も尚続くウイルスの大流行は、多くの人々の未来への期待と計画を変えてしまいましたが、それでも私たちは目の前の世界を観察し探求することを止めませんでした。
李若琦(リ ワカキ)は川を下流から上流へ移動しながら環境を探索する過程で、そこで行き合う人々にも関心を持ちました。賈世超(コ セチョウ)は故郷の山が削られ、住宅や工場が建設される状況に着目し、人間によって山が侵されていく様子を静かに捉えました。陳翌鋒(チン イホン)は絶えず変化する都市の中で、速度や密度などの多層性を感じながら、自身の視覚で都市の断片を切り取りました。曾翔宇(ソウ ショウウ)は満州国時代の風景と現在の風景を重ねることで、これらの歴史的な変化と、そこに生活する人々の認識の変化を考察しました。
この展覧会は、私たちを取り巻く環境や人々を観察すると同時に、自身を見つめ直す機会でもあると考えています。
賈 世超(コ セチョウ)「観山」 作品解説
曾 翔宇(ソウ ショウウ)「幻の帝国」作品解説
陳 翌鋒(チン イホン)「再生空間」作品解説
李 若琦(リ ワカキ)「川沿い」 作品解説
会場風景
1994年生まれ 中国山東省出身 2017年 四川メディア大学卒業 私の視覚は常にディティールを大切に、情景の微妙な変化を感じながら、感性と理性の境界を移動しています。自身のまわりで進行している物事を、詩情や叙情を大切にして今後も表現していきたいと考えています。
1990年生まれ 中国遼寧省出身 2013年 大連医科大学卒業 かつて満州と呼ばれ、私が生まれたこの土地には、独特な文化と歴史的背景があります。現在はその姿から往時の夢をうかがうのみです。残された建物は歴史の生き証人であり、その社会的背景や人々の暮らしぶりを交えながら満洲写真史を研究しています。
1996年生まれ 中国上海出身 2018年 上海工程技術大学卒業 私にとって上海は出身地、そしてユートピアでもあります。この都市の全てを写真で記録したいと思っています。美しい物、醜い物、全てを撮ってきました。撮影することが世界と繋がる方法であると私は考えています。
1996年生まれ 中国山東省出身 個人的な視点から、自然環境と人間活動との相互作用に焦点を当てています。私はよく川沿いを歩き、川辺の風景と自分の思いを、時間をかけて辿ります。2019年以降は福岡を起点に、曲がりくねった海岸線を歩き回り、土地や人々のライフスタイルをテーマにした作品を制作しています。現在はランドスケープの実物的表現を研究しています。
本展は、九州産業大学大学院 芸術研究科 造形表現専攻 写真・映像領域に在籍する4名の学生による写真展です。これらの作品は「自然」「人工」「変化」などに焦点を当てています。今も尚続くウイルスの大流行は、多くの人々の未来への期待と計画を変えてしまいましたが、それでも私たちは目の前の世界を観察し探求することを止めませんでした。
李若琦(リ ワカキ)は川を下流から上流へ移動しながら環境を探索する過程で、そこで行き合う人々にも関心を持ちました。賈世超(コ セチョウ)は故郷の山が削られ、住宅や工場が建設される状況に着目し、人間によって山が侵されていく様子を静かに捉えました。陳翌鋒(チン イホン)は絶えず変化する都市の中で、速度や密度などの多層性を感じながら、自身の視覚で都市の断片を切り取りました。曾翔宇(ソウ ショウウ)は満州国時代の風景と現在の風景を重ねることで、これらの歴史的な変化と、そこに生活する人々の認識の変化を考察しました。
この展覧会は、私たちを取り巻く環境や人々を観察すると同時に、自身を見つめ直す機会でもあると考えています。