岡田泰裕 作品展
Stoikheia -ストイケイア-
- 会期
- 2022年1月7日(金)~1月20日(木) 11:00~18:00
岡田 泰裕(おかだ やすひろ)プロフィール
兵庫県生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。
受賞歴
- 2013年
- 第9回1_WALL 入選
- 2015年
- 第38回写真新世紀 佳作
- 2016年
- TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2016 審査員賞
展示
グループ展
- 2015年
- 写真新世紀受賞作品展(ヒルサイドフォーラム)
- 2016年
- 「NEW VISIONS #3」(G/P Gallery Shinonome)
- 2017年
- 3days EXHIBITION(Sezon art Gallery)
「すべての認識は感覚からはじまる」
数から点が、点から線が、これから平面図形が、平面から空間図形が、これから感覚的物体が生じる。
数学的なこの考え方が作品に繋がっている。
年齢を重ね、その分記憶が積み重なり、探究を繰り返すことで知識と経験を得る。この繰り返しがイメージを作る上での自分の「見える経験」となっていると感じる。アナログとデジタルでのコラージュ作品は、それぞれの素材を写真の平面的要素に落とし込み、重ね合わせることで平面から立体へ、そして空間として構成する作業を行なっている。見たものを固定概念的に捉えるのではなく、経験したものをもとに作ることによって、経験の中の感覚的物体を作品にしていく。
子どもの頃の記憶で例えると、海へ潜りずっと奥深く続く青く黒い世界の先を想像した。夜の砂浜で月と星が広がる夜空を見てその先の世界を想像した。
海底と宇宙、ミクロとマクロ、「見たい」と思うものを、経験で補完し繋ぐ。
見たものの証言であり、再現である写真が、見たいものを経験から構成し作れるのである。
経験の意味を作り出し、今までもそうしてきたように探求と実行を繰り返すことで、存在を生み出す作業をこれからも追求したい。