1978年生まれ。初めての海外に自身のバイクをカナダのバンクーバーへ送り、約1年の旅の間に北米から南米まで約6万キロを走り、写真と旅の魅力を知る。その後、さまざまな場所を旅しながらそこでの日常景を撮影している。
写真展
- 2019年
- Nap & Peaceソニーイメージングギャラリー 銀座(東京)
- 2018年
- BLINK MEMORIES – Istanbulオリンパスギャラリー(東京・大阪)
- 2017年
- いったい何があったのさTotem Pole Photo Gallery(東京)
- 2015年
- BLINK MEMORIES - Ha Noiコニカミノルタプラザ(東京)
- 2013年
- Delhi (フォト・プレミオ)コニカミノルタプラザ(東京)
写真集
- 2015年
- BLINK MEMORIES - La Habana(うたかた堂)
バイクに荷物を括り付け、特にこれといった目的地も決めずに走り出す。
街を抜け、川を渡り、山を越え、海へ出る。
夕方には寝床を作り、簡単な食事を済ませ、寝袋に包まる。
こんな走りを繰り返してきた。
風光明媚なところへ行くこともなければ、その土地の美味しいものを食べるというわけでもないぼくの走りでは、特にこれといったハイライトもなく、断片的で曖昧な記憶が上書きされていくだけだ。
それでも、そんな走りにはどこか心惹かれるものがあり、シャッターを切ってきた。
土砂降りや横風の強い時、それにバイクの調子が悪い時などなど、うんざりすることもあるけれど、その時々の流れに身を任せ、ただただ前へ前へと自分なりのペースで進んで行けてさえいれば、それでいい。
そんな風に思うんだ。