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AJPS報道展2022 リスタート ~その先へ~ 日本スポーツプレス協会

こんな時代が来るなんて、こんなに長く続くなんて、誰が想像したでしょう。あれよあれよという間に世の中が止まり、スポーツもできない日々がやってきました。
取材規制が始まり、我々の仕事の機会も激減しました。

いつもは自由に歩けない程に混雑する箱根駅伝のスタート地点。
2021年1月2日は違っていました。顔見知りの役員達、警察官と警備員、少しの報道陣のみで静まりかえっていました。コロナという言葉を聞いてから1年近くも経つのに。その場にいたスポーツドクターは「来年(2022年)もこんな感じだと思いますよ」と。その言葉通り、2022年も無観客でのスタートでした。

それでも、安全を考慮しながら確実にスポーツの世界も動き出しています。パンデミックによって、改めてスポーツ競技は多くのファンの応援があった上で成り立つものだと強く感じました。

本展をご覧になり、「スポーツの力」を改めて感じていただければ幸甚です。

報道展実行委員一同

一般社団法人日本スポーツプレス協会=AJPSとは

 一般社団法人日本スポーツプレス協会は、国内外で活躍するスポーツジャーナリスト(フォトグラファー、ライター他)による職能団体です。1976年6月、日本のスポーツ界の発展を目的として創立されました。創立当初は国際スポーツプレス協会(AIPS)加盟を優先課題のひとつとしていました。そこで、AIPS:Association Internationale de la Presse Sportiveのフランス語表記を踏襲して、日本スポーツプレス協会:Association Japonaise de la Presse Sportiveと命名し、その頭文字をとってAJPSと明記しました。

弊会の先人達は国内の活動にとどまらず、広く世界のスポ—ツシーンに取材対象を広げ、国際大会における日本人スポーツジャーナリストの地位確立を目指して交渉を重ねました。会の発足から16年後の1992年AIPSへの加盟が認められ、以来AJPSは日本のフリーランススポーツジャーナリストの組織として認識されてきました。(*注1)

2020年から続くコロナ禍でスポーツをめぐる取材環境は激変しています。東京オリンピック・パラリンピック2020は前代未聞の無観客で開催されました。今回の報道展のタイトル「リスタート~その先へ~」にはコロナパンデミックから再生する人類の力への想いが込められています。スポーツは、その力を象徴する目に見える存在であり、我々はスポーツの魅力を表現するために活動を続けています。

AJPSは2026年に創立50周年を迎えます。スポーツジャーナリズムにおけるフリーランスの存在を問うてきた50年を振り返り、その間サポートしていただいた方々に感謝しつつ、未来に向かって更に飛躍する組織でありたいと思っています。

AJPS代表 赤木真二

*注1(2014年に法人化)