2015年から、治療のため私はある薬を飲み始めた。それ故に「茹でガエル」のように夢を見る力をゆっくりとなくした。外界と内なる世界、実体と想像、在と不在、行方不明者と行方不明の風景、即興的な編集、私は現実と幻の境界線を模索し始めた。このシリーズは「文明」、「真理」、「美」、「物体」を凝視しながら、このシミュレーションによる迷宮で、自分の視界を強制的に拡張して、複雑さ、不可解さ、心の中の表象を外部化した。そのイメージを夢をみる必要条件として、想像しながら私の夢を考察する写真群である。あらゆる素材を通して、取り残された体験、見過ごされ詩性、記憶を探りつつ、知覚的なテーマを訴える。