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English ソニーイメージングギャラリー 銀座

衣斐 明いび あきら / 谷+1。たにぷらすわん / 趙 可人ちょう かじん / 福田 健太郎ふくだ けんたろう 映像作品展 The Flow of Time and the Wind

ソニーイメージングギャラリーとして2度目の映像作品展を開催します。今回は風景や季節の移ろい、生き物等に焦点をあてたグループ展です。映像の道を歩いてきた衣斐 明(いび あきら)さん、谷+1。(たに ぷらすわん)さん、趙 可人(ちょう かじん)さんの3人の撮り手に加え、ゲストに風景写真家の福田 健太郎(ふくだ けんたろう)さんを迎え、四人それぞれの視点をご覧いただきます。

景色に向き合っている時、遙か以前から幾多のフォトグラファーたちが、“もし動く写真が撮れたらどんなに素晴らしいだろう”と考えて来たのではないでしょうか。

波打ち際で砕ける波、風でたなびくすすきの原、緩やかに揺れる木漏れ日、舞い落ちる桜の花びら、湧き水の静かな渦・・・・

写真は動かない。それでも、一瞬を切り取る、あるいは引き伸ばされた瞬間を1枚に閉じ込める、重ねるといった限られた技を誰かが見い出し、そして後に続くフォトグラファーが駆使し、工夫を加え続けることで、自然の中の「動」を描く「動かない写真」の素晴らしい作品がたくさん生まれてきました。

そして時が経ち、今私たちは、写真機の動画機能を起動するだけで高精細な映像を撮れる時代に生きています。自然の中の「動く写真を撮りたい」という衝動に身を任せてご自身でも映像の世界に分け入ってみませんか?

【予告編動画】
衣斐 明

【予告編動画】
谷+1。

【予告編動画】
趙 可人

衣斐 明(いび あきら)プロフィール

札幌市在住。映像クリエーターとして、7年前より本格的に動画制作活動を行う。こだわりとして、最新の映像規格である『4K HDR』技術を駆使して北海道エリアの魅力あるシーンをリアルかつ没入感ある映像として制作。

映像作品タイトル:
癒やしの北海道【Healing HOKKAIDO】

写真だけでは伝わらない「時の流れ」を動画映像として表現したい。北海道の大自然を表現するにはこれまで「写真の展示」が主流だったが、今後は動画でその表現や役割を追求していきたい。そのためには「高画質と大画面」が要求されるが、やっとこうしたハードルがクリアになった今、開催する意義はあると考え、出展を思い立ちました。

 本作品展にて上映予定の映像は、風景動画として「極寒のダイヤモンドダスト&サンピラー」「新緑と透明感ある神の子池」「夕暮れの小川に飛び交うヘイケボタル」「ライトアップの青い池」、またこれらの映像の間に「クマゲラの家族、エゾフクロウの雛たち、サクラマスのジャンピング、大量のマガン達など北海道ゆかりの野生動物たち」の映像も上映予定です。(上映時間:18分ほど)

 絵画の世界で『印象派』という手法があります。私の映像もある意味『印象派動画』です。 「太陽と自然の光」を受けたシーンをできるだけ加工せず、リアルのまま制作することによる没入感ある映像に仕上げています。

 『北海道の大自然をリアルに銀座で堪能』をテーマとして、リアリティのある北海道ならではの映像を最新テクノロジーの機器で上映。「手を差し伸べればすぐそこに野生動物」「壮大なる景色を鑑賞してゆったりと流れる時間と癒やされるココロを楽しむ」などを身近で堪能していただければ幸いです。

衣斐 明  作品アーカイブ鑑賞
(公開は2023年1月4日(水)まで)

谷+1。(たに ぷらすわん)プロフィール

東京都出身 1981.4.2生まれ
2014年にParrot社製AR.Drone2.0を購入して芸に取り入れました。
2014年芸を磨くため、ロサンゼルスへ武者修行に出掛けて路上でドローンパフォーマンス行い現地の人たちを沸かせました。
動画サイトでドローン芸をアップしているとParrot社から連絡が届き繋がるようになったり、今ではParrot社からドローンを使ったマシュマロキャッチ芸は”公認”を受けるまでに至りました。

ドローン芸でテレビ番組に多数出演、パフォーマンスや空撮だけではなくFPVドローンレースにも挑戦しています。数々のドローンを所有しています。ドローン芸をきっかけにドローンを勉強して知識技術ともに詳しくなり更に空撮技術もついたことでテレビ番組などの撮影なども担当するようになりました。この技術を活かしたくソニーのAirpeakS1を購入しFX3で本格撮影をしています。

映像作品タイトル:
山・川・海+1

山・川・海をコンセプトにドローンだけでの撮影し皆さんに空からの視点を楽しんで頂きたいと思って制作しました。
山+1として日本ーの富士山
川+1として川沿いに咲く河津桜
海+1として大海原優雅に泳ぐクジラ

それぞれ何か人の心を惹きつけることを+1させて頂きました。
空からの映像を楽しんでください。

趙 可人(ちょう かじん)プロフィール

2006年に仕事で来日。ITエンジニアの仕事をしています。
来日したのは、日本の文化に興味があるのがきっかけです。
旅行と動画撮影が大好きで、出かける時に必ずカメラを持ち歩くようにしています。
今まで47都道府県の9割を制覇していますので、
たくさんの美しい景色を写真・動画として残しています。
これからも撮影技術を磨いて、この美しい世界を記録していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

映像作品タイトル:
四季

旅行が大好きで、週末になると必ずどこかへ旅行に行きます。
旅行をしている時に、見た景色や色々な出来事などがあったら、人生の経験として残せたらいいなと思い、旅動画の撮影を始めました。
日本では、季節により、見る景色または体験できるイベントが大きく変わります。
この動画は、去年の秋から今年の夏までの一年間、私が旅行で撮りためた映像で作成したものです。
春の花見、夏の花火、秋の紅葉そして冬の温泉旅行などを現場で体験出来て、すごく感動しました。
これらの、日本文化を代表する景色や体験が世界中の人々に伝わればと思います。

福田 健太郎(ふくだ けんたろう)プロフィール

1973年、埼玉県川口市生まれ。幼少期から自然や風景、その土地の暮らしと人々に憧れ、18歳のとき写真家を志す。写真家 竹内敏信氏の助手を経て、1997年より活動を開始。日本列島を主なフィールドに、生命に溢れる万物の姿を見つめ続けている。写真集・著書に「泉の森」、「春恋し -桜巡る旅」など多数。2010年より全国各地で写真展を毎年開催し続けている。

【写真展歴】

2021.12
「生々流転」竹内敏信記念館・TAギャラリー
2020.2
「四季燦燦」ソニーストアギャラリースペース 札幌・名古屋・大阪
2019.9
「泉の森」NineGallery
2019.3
「平成 桜 福島」オリンパスギャラリー東京
2018.12
「彷徨」ソニーストア札幌ギャラリースペースほか
2017.5
「流転」ソニーストア名古屋ギャラリースペース
2016.8
FIVEGRAPHY 「Sign」eggs/東京銀座
2015.4
「春恋し -桜巡る旅-」ソニーイメージングギャラリー 銀座
2014.7
「泉の森」アートギャラリージャッド/熊本
2014.7
「然」アートスペース丸の内・快晴堂フォトサロン
2014.4
「泉の森」ギャラリーおおきた/香川
2013.8
「NATURE PHOTO AID 2013」 富士フォトギャラリー新宿
2013.7
「泉の森」 富士フイルムフォトサロン名古屋
2013.7
「泉の森」富士フイルムフォトサロン大阪
2013.6
「NATURE PHOTO AID 2013」ミュゼふくおかカメラ館
2012.11
「泉の森」フォトギャラリーキタムラ
2012.10
「kwenda2」kwenda 山手111番館/横浜
2012.10
「泉の森」富士フイルムフォトサロン 東京
2012.8
「NATURE PHOTO AID 2012」SPACE NIO/日経ビル
2011.11
「旅する、ロクナナ」 フジフイルムスクエア
2011.11
「泉の森」 快晴堂フォトサロン

映像作品タイトル:
Feel Nature

ゆっくりと、自然の中を歩いていると見えてくるのは、生命力に溢れる万物の姿です。
ひとつひとつの、いのちの輝きに触れることは幸せであり、私は生かされていることを知るのです。

地球の鼓動、季節の移ろい、自然現象、水の巡り、生命の営み。
この普遍の世界を見つめていると、教えてくれるのです。
大切なものは何であるかを。