1958年徳之島生まれ。小学生の頃より父の影響で写真を始める。1986年スタジオカガワを開業、以来営業写真館の傍ら島の自然、文化、闘牛、鯨などを撮影、島内及び鹿児島、東京、ロサンゼルス、アルゼンチン等で写真展を開催し、徳之島を紹介。
作品展
- 2014.3
- 東京 CASE GALLERY 「闘魂島~徳之島闘牛~」
- 2015.5
- 米国(ロサンゼルス)James R. Armstrong Theatre 「闘魂島」
- 2018.4
- 徳之島町文化会館 「鯨鯢・徳之島」
- 2018.10
- 東京(上野) ROUTE BOOKS 「鯨鯢・徳之島」
- 2018.10
- アルゼンチン(コリエンテス) 「TOKUNOSHIMA」
- 2019.8
- 奄美パーク一村記念館 「一写入魂 ~加川家三代でみる徳之島の肖像」
「ワイド!!ワイド!」
それは、徳之島の島民が叫ぶ士気高揚、鼓舞する掛け声。
闘牛の島、徳之島。
その歴史は約400年と言われ、島人のアイデンティティともいえる。
「一族の誇りとなれ」と家族のように育てられた牛は、神事を終え、「ワイド!!ワイド!」の掛け声に合わせて闘牛場に向かう。
人と牛が一心一体となって戦う姿は、生死をかけた戦いのように神秘的にさえ見える。
まさに魂同士がぶつかり合うようだ。
勝者は「ワイド!ワイド!」とラッパや太鼓を打ち鳴らし老若男女が乱舞する。
今の時代、闘牛は残酷なものと思われがちだが、飼い主とは深い絆で繋がっていて、正に家族同然。
少しでもその魅力を伝えて行きたい。