写真家
東京学芸大学 博物館学専修卒業
英国国立スターリング大学 ELP修了
英国王立写真協会会員
風景とその土地に生きる人々の暮らしと文化、そして生命をテーマにスコットランドや、ウクライナ、沖縄など国内外問わず作品を撮る旅する写真家。写真のほか執筆やWEB・グラフィックデザインなどを幅広く行う。スコッチウイスキーを愛し、スコットランドの蒸留所にはこれまで110箇所以上訪れている。
個展
- 2022年
- 「ST KILDA」FUJIFILM Imaging gallery 東京
- 2022年
- 「ST KILDA」FUJIFILM Imaging gallery 大阪
- 2019年
- 「SHETLAND IN THE LIGHT」Kiyoyuki Kuwabara AG 東京
写真集
- 「ST KILDA」(ISBN 978-49910894-1-1)
- 「SHETLAND IN THE LIGHT」(ISBN 978-4-9910894-0-4)
後援 :
- 駐日英国大使館 スコットランド国際開発庁/日英協会/日本スコットランド交流協会/日本スコットランド協会
スコットランドの西方諸島、ヘブリディーズ諸島の作品群で構成する写真展 『Òran Na Gaoithe ~風の歌~』を開催します。“Òran Na Gaoithe”(オーラン・ナ・グゥイィー)はこの地域の言語(スコットランドゲール語)で“風の歌”を意味します。
大西洋に面するヘブリディーズ諸島は特に風の強い地域です。あまり人が訪れることのない冬の寒い季節に、私は僻地の島々を巡りました。荒寥とした大地に吹き荒ぶ風の中、数千年前から手付かずで残る古代遺跡を巡り、逞しく生きる動物たちに出会い、そしてこの厳しい島に住まう人々の生き様と彼らとの温かな交流に深く心を打たれました。
スコットランドは遠く離れた国ですが、幾度も訪れるうちに生まれ故郷でもないこの地に望郷の淋しさや懐かしさを感じることをとても不思議に思っていました。人々の心を育むものは一体何なのだろう。もし郷愁の思いに故郷があるとすれば、それはどこにあるのだろうか。その答えの一端を、心の故郷を探し求めた旅の作品群です。
本展の開催に際し、併せて写真集「Òran Na Gaoithe 風の歌」を発表いたします。