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English ソニーイメージングギャラリー 銀座

東京工芸大学 芸術学部 写真学科 卒業制作選抜展 New perspective

東京工芸大学は1923 年(大正12年)に設立された小西寫眞専門学校を前身とし、2023年で創立100年の節目を迎えました。写真学科は本学のルーツにあたる学科です。長い歴史の中で培われた教育体系を礎として、各々の学生が考える「写真」とは何かを4年間徹底して学んでいます。
本展は、大学での学びの集大成となる卒業制作より選抜された作家14名による展覧会となります。展覧会のタイトルである「New Perspective」という言葉は、これからの時代を担う作家達が、どのような「新しい視点」で社会を眼差しているのか、その一端をご紹介するにあたり、新たに展覧会名として掲げた言葉です。
彼らの大学生活はCOVID-19の影響下の中でスタートしました。その後も社会状況が大きく変化していく中、懸命に写真と向き合い、様々な葛藤や努力を経て完成させた作品群です。ご来場の皆さまにおかれましては、ご高覧下さいますようお願い申し上げますとともに、作者たちへの励ましのお言葉、今後へのご助言をいただければ幸いに存じます。

東京工芸大学芸術学部写真学科主任
上田 耕一郎

出展:
新井 颯斗イン ルンミイン大矢 彩加沢田 優生
鶴田 弥弓道場 美秋中島 陽和永井 紅太西川 未優
西野 未悠武藤 巧樹森 凌我山下 慎太郎ヨウ テンリン

東京工芸大学芸術学部写真学科 沿革

 本学は、1923年(大正12年)に設立された小西写真専門学校を前身とし、2023年には創立100周年を迎えました。現在では他大学にはない特色ある研究領域によって構成された、工学部1学科5コースと芸術学部7学科を有する大学へと成長しています。
 写真学科は本学のルーツにあたる学科です。100年にわたり、時代に応じた高度な写真教育を実践してきた証として、写真界初の文化勲章を受章した田沼武能や、文化功労者の渡辺義雄、細江英公、日本の若手写真家の登竜門である木村伊兵衛写真賞を受賞した本城直季や高木こずえ、吉田志穂など、写真界で活躍する数多くの作家、研究者、実業家が卒業生として名を連ねています。(敬称略)