Eye to Eye, Side:C
主催:朝日新聞社、朝日新聞出版
- 会期
- 2024年4月26日(金)~5月9日(木) 11:00~19:00
※初日4月26日(金)のみ12:00~19:00
【事前予約制・人数限定】トークイベント開催のお知らせ(参加無料)
閉館後に、事前予約制の人数限定でトークイベントを開催します。予約方法はオンライン予約です。
開催日時
- 第1回
2024年4月29日(月・祝) 19:30~20:30 - 出演:金仁淑さん、田坂博子さん・山田裕理さん(東京都写真美術館 学芸員)
- 第2回
2024年4月30日(火) 19:30~20:30 - 出演:金仁淑さん、八巻香澄さん(東京都現代美術館 学芸員)、杉田モモさん・西田祥子さん(Knots for the Arts)
開催場所
ソニーイメージングギャラリー 銀座 (銀座プレイス6階)
予約申込
※予約受付は、 Peatix Japan株式会社のサービスを使用します。クリックすると外部サイトPeatixのウェブページに遷移します。
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- 受付はPeatixでのみ可能です。電話での受付、ギャラリーへの直接の申し込みはできません。
- 定員に達し次第予約の受付は終了となり、キャンセル待ちは行いません。また、予約のないお客様はご参加いただけませんので、予めご了承ください。
- お申込後ご都合が悪くなってしまった場合は必ず申込サイトよりキャンセルをお願いいたします。
当日について
- 19時で展示は閉館になります。ギャラリートークにご参加予定のお客様も含めていったんご退出いただき、準備が整い次第受付を開始します。その際、Peatixでのお申込みを確認できるもの(スマートフォン等の画面、プリント等)をご提示ください。
- 19時以降はエスカレーターをご利用いただけませんのでエレベーターで6階までお越しください。
- トーク中はアーカイブ公開および記録のため、動画撮影を行います。
- お客様による動画撮影および音声録音はお控えください。
- トークが終了次第閉館となりますので、速やかにご退出ください。トーク終了後には展示をご鑑賞いただく時間がありませんので、事前または別の日にご鑑賞くださいますようお願いします。
金仁淑さんは東京都現代美術館での展覧会にも出展されています。《Eye to Eye》(2023年恵比寿映像祭コミッション・プロジェクト特別賞受賞)に加え、その後の出逢いを収めた新作が展示されます。ぜひ合わせてご鑑賞ください。
「翻訳できない わたしの言葉」ユニ・ホン・シャープ、マユンキキ、南雲麻衣、新井英夫、金仁淑
- 会場:
- 東京都現代美術館 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 日時:
- 2024年4月18日(木)-7月7日(日)10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
- 休館日:
- 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
- 観覧料:
- 一般1,400 円(1,120円) / 大学生・専門学校生・65 歳以上1,000円(800円) / 中高生600円(480円)
/小学生以下無料 ※( ) 内は20名様以上の団体料金
木村伊兵衛写真賞は、故・木村伊兵衛氏の業績を記念し、1975 年に創設。各年にすぐれ た作品を発表した新人写真家を対象に表彰しています。受賞者は、写真関係者からアンケー トによって推薦された候補者の中から、選考会によって決定されます。
第48 回の同賞は、最終候補作の中から選考委員 4 人(写真家・大西みつぐ氏、長島有里枝氏、澤田知子氏、今森光彦氏)による討議を重ねて確定しました。
木村伊兵衛写真賞 事務局
作品を初めて作りだしたころから、多様な「個」の日常や記憶、歴史、伝統、関係性、共同体の中に存在する個々のアイデンティティなどをテーマに、移民や地域のコミュニティの人々とコミュニケーションを基盤としたプロジェクトを行ってきました。作品の中に登場する人々がどのような状況に置かれているかということよりも、個性や魅力に着目し、人と人として向き合うことに主眼を置いて制作しています。
様々なプロジェクトを通して私が出逢った人々や出来事の集積を追体験してもらうためのインスタレーションを発表することが、これまで私が行ってきた主な仕事です。プロジェクトに参加してくれる人々の魅力により作品が彩られるため、出演者やプロジェクトの協力者が1人でも違えば、異なる作品ができあがります。
第48回木村伊兵衛写真賞の受賞作であるインスタレーション《Eye to Eye》と《Between Breads and Noodles》は意図的に同時会期で発表しました。《Eye to Eye》を通して日本からブラジルへ移住した人々の子孫が移民として日本で暮らす状況を垣間見ることができます。また、《Between Breads and Noodles》を通して韓国からドイツへ国家政策として移住した人々の置かれる状況を垣間見ることができます。「垣間見る」という言葉を使うのは、彼らの属性を伝えることを主な目的とせず、彼らとの出逢いを再現することにより「垣間見る」背景から様々なことが想像できる展示構造を示すためです。
2つのインスタレーションを通して国内外の移民の人々に出逢うことから、「中心と周縁」は常に変化しているという観点を提示しています。「中心と周縁」「マジョリティとマイノリティー」などの言葉は、自分の立場や場所により反転します。誰かによってカテゴライズされた民族、国籍、職業、ジェンダー、年齢など、属性の枠を超えて、1人1人の個性と向き合ってみませんか。
人は様々な側面から個性を成り立たせています。本展では3つの作品を通じて人の在り方や出逢いについて表現しました。10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション《Eye to Eye》は東京都現代美術館で開催中の『翻訳できないわたしの言葉』展に出品中です。2つの会場を行き交いながらお楽しみいただければ幸いです。本展が他者や自分自身と多面的に出逢うためのプラットフォームになることを心から願っています。
最後に、本展の実現に至るまで、みなさまのご尽力に深く感謝申し上げます。