九州産業大学大学院芸術研究科写真専攻修了
2007年 第3回名取洋之助写真賞受賞
日本写真家協会会員
コレクション 清里フォトアートミュージアム
在廊情報はXをご確認ください。
主な展覧会
- 2004年
- 「Small Melody」コニカミノルタプラザ
- 2005年
- 「Kids-existence-」新宿ニコンサロン
- 2009年
- 「Editors’ Choice ~雑誌が選ぶ、今最も期待する若手写真家展」RICOH RING CUBE
- 2011年
- 「Kids-existence- 2006-2011」コニカミノルタプラザ
- 2011年
- 「Sign-写真家たちの311-」コニカミノルタプラザ
- 2011年
- 「Click for Hope」行幸地下ギャラリー
- 2013年
- 「日中未来の子ども100人写真展」(北京/中華世紀壇・九州国立博物館・増上寺)
- 2013年
- 「こんな学校に通いたかった」(キヤノンギャラリー銀座・梅田・仙台・札幌・福岡)
- 2014年
- 「桜ライン311の軌跡」(富士フィルムスクエアミニギャラリー)
- 2014年
- 「ぼくたちの3年」(静岡グランシップ)
本展は、同じ人物を一定の間隔を空けて、撮影したものです。
このシリーズの根底にあるのは、「人はどのように暮らし、どのように生き、どのように成長するのだろうか」という問いです。
これまで20年ほど、子どもたちの自宅を訪ね、生活空間で彼らを撮影するシリーズを展開してきました。家というプライベートな空間で撮影することで、ある種の日本の現状が見え、子どもたちの生きる社会そのものを浮き彫りにできるのではないかと考えたからです。
東日本大震災発生後、雑誌の仕事で現地を訪れました。そこで、いくつかの撮影を行う中で、子どもたちを撮影する機会を得ました。その後も縁あって陸前高田市を訪れることが増え、小学校での写真教室などで子どもたちと交流したり遊んだりしてきました。
この経験を通じて、被災という圧倒的な状況に置かれた彼らが、どのような時間を過ごし、変化し、成長していくのか、その先を見たいと思うようになりました。
その事がこのシリーズを制作する元になっています。
この写真展は、成長する彼らの姿を通じて、日本の日常の営みや、そこに刻まれた時間とその先の未来を想像することで、人の人生そのものを表したいと思っています。
今村拓馬