- 公益社団法人 日本写真家協会 会員
- 日本写真映像専門学校 講師
- 上田安子服飾学園ファッションフォトコース 講師
国内、海外において26回の個展を開催
国内最大の参加型写真イベント「関西御苗場」にてレビュアー
写真コンテスト 技術講習会にて審査員 講師を務める
主な個展など
- 2019
- SALON d’Automn in Paris に出展
- 2019
- キヤノンギャラリー銀座 「都市彷徨」
- 2010
- キヤノンギャラリー銀座 「SUBWAY ATMOSPHERE」
- 2019
- 京都写真美術館 「Image of OIRAN」
- 2009
- NEW YORKにて 「EXIOTIC JAPAN」 Michi Gallery
「OIRAN」 Salomon Arts Gallery
- 2015~2020
- 「関西御苗場」 審査員 レビュアー
- 2024
- 写真出版大賞 受賞 「MARGINAL」
私は写真というものを使い私自身の記憶の再構築を映像にしようと試みた。
1/4000秒の水の世界、1/10秒の世界、光を操り、時間を操り、レイヤーを使い、写真は真実を写すのか、いや、映し出すことができるのは写真家の真。
レイヤーを重ねるとは、時間と空間を重ねること。
時と空間の再構築。
世界は見たままではない。
私たちは何を美しいと感じるのか、見ると言うことはどう言うことなのか、そして映像とは。
見たものは目という物理的な光学装置を通して、脳に送られる。
脳が今までの記憶というデータベースと照合して映像化する。
人工知能画像生成と同じこと。
ただデータベースが個人の容量であるのに対し、AIは世界中の莫大なデータの中から画像を生成する。
今までの経験を通して蓄積されてきたデータから映像を再構築する。
人は一人一人違う景色を見ている。
網膜を通して認識された物理的な情報。
今までの画像のデータベースを脳の中で合成し再構築しているとすれば、AIにできないことは去来する感情に基づいた再構築、これすらもできるようになるかもしれないが、私たちが今取り組むべきことなのかもしれない。
そんなことを考えながら、私の経験してきた記憶の再構築に取り組んだ。
それは私の内なる風景写真と呼んでいいのかもしれない。