FeliCaポケット対応端末を開発するためには、媒体(FeliCaポケットStandard、FeliCaポケットLite)や利用レベル(Read/Write、Read only)に合わせた開発をご検討ください。
FeliCaポケットStandard、FeliCaポケットLiteの違いは、選べる!FeliCaポケットの種類と特徴をご確認ください。
利用レベル | 利用イメージ (例) | FeliCaポケットStandard | FeliCaポケットLite |
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Read/Write |
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Read only |
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RC-S250は対象外です。
FeliCaポケットStandard対応端末を開発するには、「FeliCaポケットモジュール」を端末に搭載する方法と、ソニー製マルチサービスリーダー/ライターと専用アプリケーション「フェリカポケットアプリケーション」を組み込む方法の2通りがあります。
FeliCaポケットモジュールは、搭載端末からFeliCaポケット対応カード上のポケットの登録/削除やリード/ライトするための、鍵やロジックを隠ぺいしたSIM(Subscriber Identification Module)形状のセキュアアクセスモジュールです。
RC-S250 生産終了
FeliCaポケットStandardに対応したFeliCaポケット専用モジュールです。
項目 | RC-S250 | RC-S500/SO2 |
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対応カード | FeliCaポケットStandard(DES) FeliCaポケットモバイル |
FeliCaポケッStandard(DES/AES) FeliCaポケットモバイル FeliCaポケットLite |
ポケット情報暗号方式※ | DES | DES、AES、暗号無し |
FPサービス利用許可証媒体 | カード媒体(FeliCaカード) | データ形式 |
ポケットライセンス精算方法 | 前払い(回数券)または、後払い方式 | 後払い方式 |
FPサービス利用許可証の 設定方法 |
リーダーライターに設定カードをかざし、個々に設定 | メモリーカードやネットワーク経由による一括設定を想定 |
その他 | FeliCaポケット専用モジュール | FeliCaカードセキュアアクセス機能とFeliCaポケット機能のマルチ利用が可能 |
ポケット情報の暗号方式は、各ポケット(各サービス)ごとで設定できます。
したがって、1枚のFeliCaポケットカード上で、異なる暗号方式のポケットが共存可能です。
FeliCaポケットモジュールを汎用タブレット端末やリーダー/ライターと組み合わせることで、一般的なWindowsやAndroidアプリケーション開発スキルでFeliCaポケット対応機器を構築することも可能です。
詳しくは「汎用タブレット端末を使った開発例」をご参照ください。
FeliCaポケットアプリケーションは、マルチサービスリーダーモジュール「RC-S282Gシリーズ」で動作するアプリケーションです。 RC-S282Gのカスタマイズ性により、 FeliCaポケットアプリケーションと連携した独自の制御やサービスが1台のリーダーで実現可能です。
貴社の最適な開発方法を見つけてください。
FeliCaポケットStandardの開発においては、ハードウェアから開発する方法と、汎用タブレット端末を使いFeliCaポケット対応機器を構築する方法があります。
FeliCaポケットStandardのRead only、およびFeliCaポケットLiteのRead/Writeは、ソニーが提供する技術仕様書によって、独自実装し端末に組み込むことも可能です。
なお、技術仕様の提供は、一部ライセンス契約が必要となります。
FeliCaポケット技術仕様書の詳細は、弊社へ直接お問い合わせください。
FeliCaポケットPOS用ライブラリーは、Windows POS上で動作し、FeliCaポケット対応カードの読み取りを行うためのライブラリーです。OPOS(Open Point of Service)に準拠し、MSR(磁気ストライプリーダー)やEVRW(電子バリューリーダライター)として処理できます。
FeliCaポケットモバイルプラットフォームは、おサイフケータイ®内のFeliCaポケットを管理するためのソニーが運用するサーバシステムです。すぐに導入が可能な汎用サイトのほか、サービス事業者様独自サイトとの連携が可能です。
詳しくは「お問い合わせ」のフォームからお問い合わせください。