2022年12月14日
ソニー(株)(以下ソニー)はソニーグループが2021年度から2025年度までの環境中期目標「Green Management (グリーンマネジメント) 2025」において、「新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃」「製品1台あたりのプラスチック包装材使用量10%削減」という目標を掲げ、活動を推進しています。
ソニーでは既に多くの小型新製品の個装プラスチックの削減を実現しています。ここに込められた環境への配慮を、ぜひお手にとって感じてみてください。
フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」では、カメラ本体の包装に使用していたプラスチック系不織布袋を植物性のセルロースを主とした不織布袋※1に変更、バッテリーやケーブル等に使用していたポリ袋も同じく植物性セルロースを主とした不織布袋※1、もしくは紙袋を採用しました。ストラップを束ねる帯やケーブル類を束ねるバンドもそれぞれプラスチックから紙製に変更しています。今後も個装プラスチックの更なる削減を目指していきます。
130種以上にも及ぶカメラのアクセサリ—類については、パッケージは全てブリスターパックから紙に変更が完了しています。※2
カメラのアクセサリーはモデルライフが長く、発売したタイミングにより包装の設計やデザインなどが異なっていたため、この度リニューアルした130種以上の全貌を把握するところから始まりました。この際、包装のデザインがあまりにも大胆に変わってしまうと店舗様やお客様が混乱してしまう可能性があるため、設計・デザインのコンセプトはある程度引継ぎながらも、環境への配慮と合わせてソニーらしい包装デザインに仕上げました。
カメラアクセサリーのプラスチック包装材の全廃を目指すにあたり、ブリスターパックは紙箱へ、プラスチックの袋類は、植物由来素材の不織布や紙の袋へと切り替えました。切り替わった商品は、2021年度 (2021年4月~2022年3月)で約140万台以上出荷しており、プラスチックの削減に大きく寄与しています。プラスチックと遜色ない強度を有した個装カートン、中身がイメージしやすいデザイン、保護袋の仕様策定・選定など、さまざまなチャレンジはありましたが、環境に配慮しながらも、購入いただくお客様が今までと変わりなく安心して手にとっていただける設計を目指しました。