SONY

—社会貢献活動—
中学生向けにエンジニアの社員を講師とした出張授業を実施~カメラを使って光の原理を学ぶ~

2024年07月01日

ソニーグループは「For the Next Generation」のスローガンのもと、製品・コンテンツ、テクノロジー、社員の力、パートナーシップを活用し、世界各地で社会貢献活動を展開しています。
ソニー株式会社(SEC)もグループの方針に則り、ソニーならではのテクノロジーやサービスで社会への貢献を目指し、子どもたちへの教育支援活動などを実施しています。その一環として昨年度より、理系人材育成を目的とした中学生向けの授業をNPO法人と共に開発し、エンジニアを務める社員を講師として直接学校に派遣し、授業を実施しています。

カメラで学ぼう!光と原理と画像処理技術 SONY

授業のテーマは、「理科教育」を軸に「デジタル教育」や「キャリア教育」も含まれています。カメラを題材として、中学1年生の理科で学ぶレンズと関連付けながら光の性質やレンズの仕組み、画像処理技術について体験的に学ぶことに加えて、講師であるソニー社員から、授業で学ぶ原理と仕事との関連性などを聞くことで、理系分野の仕事をイメージしてもらうことを目指しています。

授業の様子

授業は1コマ50分で実施します。授業の構成として、中学1年生で学習する光の単元に加え、イメージセンサーや画像処理といった生徒の皆さんにはあまり馴染みのない分野の学習も行うため、短い授業の中でも理解しやすいよう、座学だけでなく実際に体験してもらう時間も大切にしています。

授業の様子1 (望遠レンズやズームレンズなど、レンズの違いによる様々な見え方に驚いている様子でした。)

レンズのカットモデル(レンズを半分に切り、断面を分かりやすくしたもの)やイメージセンサーを実際に手にとって見たり、Xperiaスマートフォンで写真を撮ってスマホに搭載された複数のカメラの仕組みについて確かめたりなど、座学にさまざまな体験を盛り込みました。

参加者の声

昨年度は、3校の中学校(計313名)で授業を実施しました。その際、生徒の皆さん向けに行ったアンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。

  • 光など物理教科がカメラの開発に繋がっていることが分かり、⽇々の勉強をおろそかにしないようにしようと思った。
  • カメラの中に複数のレンズが⼊っているのは知っていたが、あんなに多くて複雑に配置されているとは思わなかった。また、スマホのカメラの中も同じように複雑な構造をしているのにびっくりした。
  • カメラの中にはイメージセンサーというものがあることを知った。触ってはいけない⼤事な部品で⾊の強弱を感じフィルターで⾊を感じ取ることができるのが⾯⽩いなと思った。
授業の様子2 (生徒の皆さんは、しっかりと講師の話に耳を傾けてくれていました。)

SECでは、今後も引き続き出張授業の活動を通じて、子どもたちへの教育支援を行ってまいります。

このページの先頭へ