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国内メーカーの新型レンズ、イメージセンサー、およびISPを採用し、より高い視認性を実現したカラーカメラブロックの新製品。1/1.8型センサーを搭載しながらも省サイズを実現するために、30倍エンハンスド光学ズームを新たに導入。スーパーイメージスタビライザーはブレ補正を従来機種から大幅に改善し、より厳しい環境下において幅広いシーンでの利用が可能です。4 Mモデル(HDMI* 出力)とフルHDモデル(MIPI出力/LVDS出力)の3モデルを同一筐体でラインアップ。
*HDMIで使用されているTMDS信号形式で映像を出力しています。
高画質
8M対応レンズ、4Mイメージセンサー(1/1.8型)、およびISPはいずれも日本メーカーの新型デバイスを採用。
これら3つのCoreテクノロジーの組み合わせにより圧倒的な解像感が得られるとともに、低照度環境においても進化したAF/AE/AWB機能により忠実な映像を再現します。
新たにエンハンスド光学ズームを導⼊し、Wide 端からTele 端まで⾼画質を得られるとともに、コンパクトなボディサイズを実現しています。
FCB-EV7520A
FCB-EW9500H
FCB-EV7520A
FCB-EW9500H
*画質比較を分かり易くするため画角を合わせています。
優れたAF性能
熟練されたソニー独自のアルゴリズムと波長によるフォーカス位置ずれの少ないレンズを使用し、さらにIR補正機能を搭載することで、昼夜問わず、特に暗所においても素早くフォーカスを合わせ被写体を捉えることができます。
IRモード(ICR ON)
一般的なカメラ
IRモード(ICR ON)
FCB-EW9500H
フォーカスが合いにくい難しい環境において、ソニー独自のAFアルゴリズムは、ズームとフォーカスが同時に駆動する設計となっています。一般的なカメラでは、シーンによってはズームとフォーカスが同時に駆動できなかったり、フォーカスを外した後も再フォーカスできないことも多々ありますが、本製品では難しいシーン、特に暗所(可視光と赤外光が混在する環境や局所的な強い光源が存在する環境)においてもズームとフォーカスが同時に駆動し、フォーカスを外しにくいアルゴリズム設計になっています。
一般的に、カメラレンズを通った光は可視光と赤外光でフォーカス位置が異なります。そのため、カラーモード(ICR OFF)/IRモード(ICR ON)切替の度に大きな再合焦動作が必要となります。
本製品では、このフォーカスずれを極力抑えたレンズ設計にしています。従ってカラーモード(ICR OFF)/IRモード(ICR ON)間での再合焦動作は僅かでスムーズです。また、IRモード(ICR ON)において可視光と赤外光の双方が存在する環境下においては、両フォーカス位置がほぼ一致する為、より合焦感の高い画が得られます。
一般的なカメラはフォーカスする際、可視光に特化したフォーカスカーブデータのみを保有し、これに基づいた合焦動作を行います。このため、IRモード(ICR ON)では、赤外光に特化したフォーカスカーブを保有していない為に合焦動作に時間がかかります。すなわちカラーモード(ICR OFF)/IRモード(ICR ON)切替の度に大きな合焦動作が必要で、被写体環境次第では収束しないこともあります。
これに対し本製品では、可視光のフォーカスカーブのみならず赤外光にも特化したフォーカスカーブの双方を保有しているため、カラーモード(ICR OFF)/IRモード(ICR ON)各々に応じたフォーカスカーブを用い速やかに合焦します。例えば、夜間監視用に赤外光源を備えておりカラーモード(ICR OFF)/IRモード(ICR ON)モードを切り替えて使用するケースにより適しています。
*これらは物理現象を平易に記したイメージであり、定量的な正しさを欠いている点があります。
30倍エンハンスド光学ズーム
高画質を追求し1/1.8型センサーを搭載しながらも省サイズを実現するために、8M対応レンズと4Mイメージセンサーの組み合わせズームによる30倍エンハンスド光学ズームを導入しました。Wide端はもちろんのこと、解像感の低下や収差の影響が視認されやすいTele端においても美しい映像が得られます。
ズームレンズによる拡大効果および4Mイメージセンサーの有効画素を最大限活用しながら使用画素を狭めることで得られる拡大効果を複合し、光学ズーム同等の効果を得ています。
30倍エンハンスド光学ズームは、フルHD出力時には画質劣化が無く、また、4M出力時にも高解像レンズとの組み合わせにより十分な解像感を維持した映像が得られます。
光学30倍ズームと比較すると体積比45%減※を実現し、よりコンパクトな筐体設計をサポートします。
* 当社シミュレーション比
高感度
新しいセル構造、回路技術、ARコート(反射防止膜)の導入により光を高効率に利用でき、従来機種のイメージセンサーよりも2倍近く*の感度を有します。
これにより、夜間や暗い室内等で被写体をより鮮明に捉えることができます。
*カメラブロックの感度は、レンズなどの光学系、イメージセンシングプロセッサー特性の影響を受けるため、イメージセンサー感度とは異なります。
カメラブロックの感度については下記最低被写体照度をご参照ください。
最低被写体照度(高感度モードON時、1/30秒, 50%)
ICR-OFF: 0.009 lx
ICR-ON: 0.00008 lx
*最低被写体照度は光源などの照明条件により異なります。
FCB-EV7520A
FCB-EW9500H
従来のセル構造に比べ、回折格子を追加、さらにフォトダイオード層を深くしています。より長い光路長を確保することで長波長の吸収効率が向上し、高感度を実現しています。
反射光低減により透過率アップ
近赤外から赤外での分光感度特性値が高く特にセキュリティ用途に効果を発揮します。
また、ARコートにより、ゴースト現象を最小限に抑え夜間や暗い環境下でも重要な情報を逃さず撮影することができます。
特性例は参考値です。保証するものではありません。
IR カットフィルターをはずした状態、レンズの特性および光源特性を除いたデータです。
スーパーイメージスタビライザー
従来のスタビライザー機能からブレ抑制を大幅に改善し、振動の大きい厳しい環境下においてもブレの少ない高精細な動画を撮影できます。 “Super” と ”Super+(プラス)”*の2モードを搭載。
*フルHDまたは、HD 出力時に使用可能
本製品ではブレ補正機能を刷新しました。搭載する4Mイメージセンサーを活用し広い補正領域を確保しています。
それにより既存モデルでは補正しきれなかった強い振動や、一般的な光学式ブレ補正*では対応出来ない回転方向のブレも抑制します。
*レンズシフト方式
既存モデルの
ブレ補正領域イメージ
FCB-EV7520A
(2 M イメージセンサー)
本製品の
ブレ補正領域イメージ
FCB-EW9500H
(4 M イメージセンサー)
本製品にはジャイロセンサーを搭載し、加速度情報に応じイメージセンサーの読み出し位置を変えることで電子式ブレ補正を実現しています。
これにより被写体条件によらない安定した補正効果が期待できます。
*振動周波数や振動の大きさ次第では十分にブレ補正しきれないケースもあります。
対応する振動の大きさに応じ、2つのモードの選択が可能です。船上、交通監視、橋上、ドローン、自動車等の幅広いシーンにてご活用頂けます。
従来のブレ補正よりも広い補正領域により、強い振動下でも映像のブレを抑えます。
“Super”より更に広い補正領域を確保することで、“Super”では抑制しきれない激しいブレにも対応します。
電子式ブレ補正では、一般に、ブレ量が大きい時に映像が歪む現象が発生します。
本製品ではその現象を補正し、歪みの少ない自然な映像の取得が可能です。
ジェロエフェクトコントロール比較
新アイリスによるフレア低減
レンズの宿命であるダイアモンドフレアやゴーストが発生すると、フォーカスが失われ画質の劣化が発生してしまいます。
新レンズでは従来の2枚羽から7枚羽を採用することにより、この現象を改善し円形の綺麗なフレアを発生させ画質の劣化を大幅に改善しました。
ICR ON時のカラー映像取得
FCB-EV7520AではIRカットフィルター取り外し時は白黒映像しか得られませんでした。
新機能ICR ON COLORでは、IRカットフィルター取り外し時でも色味を残すことが可能になりました。
特に、暗い環境下での視認性向上に効果的です。
※ただし色再現の忠実さは光源や照度により異なります。
Spot Focus・Spot AE・Spot AWB
それぞれ画面内の特定箇所のみでAF,AE,AWBを機能させることが可能です。画面全体を6x8に分割した任意の矩形を独立に指定出来ます。
例えば、Spot AEで被写体位置を指定しておくと、指定枠外に輝度変化が生じた時でもExposureへの影響を抑えた撮影が可能です。
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