AS-DT1
dToF方式
SPADセンサー
高精度測距
小型軽量
アルミニウム合金筐体
本機は、計測精度や距離分解能*1、測距レンジにおいて高い性能を発揮する「Direct Time of Flight(dToF)方式*2」を採用したLiDAR デプスセンサーです。
SPAD(Single Photon Avalanche Diode)*3センサーを組み込んだ、独自開発のdToF 測距モジュールを採用し、
距離の計測に複数の測距点を用いることで、縦、横、奥行の3次元での距離を正確に測定することができます。
また、他の測距方式では検知が難しい、低コントラストの被写体や反射率の低い被写体までの距離を測定することもできます。
このため、人や什器といったさまざまな対象物が想定される店舗などの環境においても、正確に距離を測定することが可能です。
対象物までの距離を屋内外問わず正確に測定できることに加え、小型軽量かつ、金属製の堅牢な筐体を実現しているため、
飲食店の配膳ロボットや倉庫の自律走行搬送ロボット、点検や調査で活用されるドローンといったさまざまな機器に組み込むことができます。
- *1 複数の対象物の微小な距離の違いを認識する能力。
- *2 被写体へ照射した光が反射して戻って来るまでの時間を測定することで距離を算出する測距方式。
- *3 入射した1つの光子(フォトン)から、雪崩(アバランシェ)のように電子を増幅させる「アバランシェ増倍」を利用することで高感度を実現する電子素子(ダイオード)。
MOVIE
コンセプトムービー
3大特長
高い測距精度と距離分解能
SPADセンサーを組み込んだ、独自開発のdToF測距モジュールを採用することで、高い測距精度と距離分解能を実現しています。
10 mの距離からの計測で、屋内外ともに±5 cm*4の誤差で測距が可能です。
また、dToF 方式以外の測距方式では難しい、さまざまな対象物までの距離を正確に測定することが可能です。
低コントラストの被写体や反射率の低い被写体、宙に浮いた対象物なども正確に測距可能なため、
多様な対象物が混在する店舗や倉庫などの環境で使用されるロボットへの組み込みにも活用できます。
Point Cloud
測距データを点群データ表示させた例(イメージ画像)


Far
Near
長い測距レンジ
屋内で40 m、真夏の晴天の屋外(10 万ルクス想定)で20 m *4の遠距離からでも正確な測距が可能です。
屋外でも遠距離から正確な測距が可能なため、橋梁や高速道路、ダムといった、人が近づきづらい対象物の測距にも活用できます。


小型軽量かつ堅牢な筐体
幅29 mm× 高さ29 mm× 奥行31 mm *5、質量50 g の、世界最小・最軽量*6 を実現しています。筐体にはアルミニウム合金を採用することで、軽量化と堅牢性を両立しています。
デプスセンサーを組み込めるスペースが限られた自律移動ロボットや、重量が飛行距離に影響を与えるドローンなど、さまざまな機器に組み込みやすい筐体です。


単位:mm
- *4 数値は暫定数値であり、最終仕様と異なる場合があります。
- *5 突起部除く。
- *6 屋外晴天下で10 m以上の測距レンジを持つ3D LiDARとして( モジュールを除く) 。2025 年4 月時点、ソニー調べ。
アプリケーション例
多様な業界のニーズに応えるとともに、安心・安全に社会と共存できるオートメーション化をサポートします。
本機は、人や什器といったさまざまな対象物が想定される店舗などの環境において、正確に距離を測定することが可能です。
飲食店の配膳ロボットや倉庫の自律走行搬送ロボット、点検や調査で活用されるドローンといったさまざまな機器に組み込むことで、活用の範囲が広がります。



外形寸法図

仕様
項目 | スペック |
---|---|
HFoV | 30°以上 *4 |
最大測距距離 @15 fps、50%反射、中心 |
屋内 : 40 m *4 屋外 : 20 m *4 |
測定精度 @10 m |
屋内外ともに±5 cm *4 |
距離分解能 | 0.25 mm |
フレームレート | 30 fps 15 fps@最大測距距離モード時 |
測距点数 | 576(24x24) |
レーザー波長 | 940 nm |
外形 | W29 X H29 X D31 mm(突起部除く) *4 |
質量 | 50 g以下 *4 |
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
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